見直すべきか…高卒者の就活「1人1社制」の是非
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最近、急速に見直しが進みました。自分で決めることで就職先に納得できるのでいい傾向です。
高卒就職率は地域によって異なるので、地域性に配慮しながら、高卒就職の在り方を考えられるようになりました。
一人一社制は双方が情報の入手が困難だった時代の慣行です。慣行に甘んじて、安易な採用やなおざりの人材育成の弊害も聞くので、企業も自社の在り方から考える機会になります。大企業間でビジネスをしていると、「地場の既存取引先(いわゆる下請け)を守らなければならない」という言葉がよく出てきます。
比較コストが高いままでも今までのやり方を残すと言っているわけで、日々やり方を変革している企業と比べて強いかと言うと中期的な業績や株価に反映されてくるように思います。
一方で思想として尊敬できるし、そういう考え方が「できる」日本人はとても好きです。これが諸外国と比較して貧富の格差を「緩やか」にしている要因の1つとも感じます。
初の正社員・社会人体験はその後の人生に大きく影響するステージ。選択肢は広く提供してほしいなと願います。高卒就職にでキャリアカウンセラーとして関わっている方にお話を聞いたところ、学校に届く企業情報はA4用紙3枚程度で各社の仕事内容が分かりにくく、それだけを見て高校生が就職先を選ぶことは難しいそうです。
学校の先生も、ほとんどの方が教師以外の職業経験が無く、進路相談を受けても職業について適切なアドバイスができないのではないでしょうか。
これは大学の先生と話している時も感じます。
仕事に生きがいを持って働き続ける人を増やすには、インターンシップのように、高校生が職業体験できる場、実際に働いている人と話ができる機会を増やすところまで支援が必要だと思います。