コロナ危機の震源地「イタリア・マップ」

2020/3/17
「全土封鎖」の最前線
「イタリアの犬は疲れている」
いま、イタリアではこんなジョークがメッセージアプリ「ワッツアップ」で飛び交っている。人間が外を散歩をすることは全土で禁止されているが、「犬の散歩」ならOKだ。
日用必需品の買い物以外の外出が見つかれば、最長3カ月の禁錮刑と最大206ユーロ(約2万4000円)の罰金が科される。そのため、犬を連れて出歩く人が増えているというわけだ。
3月10日、イタリアは新型コロナウイルスの感染者が多かった北部に限定していた「移動制限措置」を、全土に拡大。
西側諸国で唯一、中国・湖北省(省都・武漢)と同じような「封じ込め策」に追い込まれたイタリアが、果たしてうまく感染拡大を食い止められるのかどうか。
景気後退に歯止めをかける試金石ともなるだけに、今、世界中の政府当局や金融市場が注視している。
では、実際にはどのような措置が取られているのだろうか?
3月12日の中立系全国紙「コリエレ・デラ・セラ」は、「普段見たことのないような記事」(北部イタリア在住の30代女性)を掲載している。