世界の新型コロナ感染、累計１５万人突破＝米大集計、欧州で拡大
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感染の広がりとともに、世界中の国から驚くようなスピードで論文が報告されてきています。
いままさに急速な感染拡大を経験するイタリアやヨーロッパ諸国からの報告を見るにつけ、初期の中国からの報告が現実にとても忠実で、それらと見事に類似することが分かります。
感染初期のまだ何も分からない状況の中でも、献身的にハードワークされ、世界に向けて情報発信を続けてこられた中国の現場の医師たちには頭が上がりません。
まだピークは少し先かもしれません。大切なのは、1人でも失われる命を減らすことです。数字の大きさを見て諦めず、現在進行形で発信されるエビデンスを、丁寧に学び続ける必要があります。インフルエンザや風邪と大差ない、騒ぎすぎと言う人も少なからずいるようですが、それは理屈の上では必ずしも間違ってないが、現実的には間違っている。人間の本質や心理をわかってない。世界の先進国の状況を見てください。騒ぐなと言っても無理なのがよくわかる。日本でも起きた買い占めやデマも横行している。これが現実です。中国では情報統制してるからそういうグダグダな状況が見えにくいだけです。
この手の危機管理は対応する相手のレベルを下げて慎重に進めていく必要がある。だから、理屈通り、理想通りにはいかない。
周りは騒ぎすぎ、自分は大丈夫、マスクなんて要らないと言っている人は、知らず知らずのうちに感染し、周りの人達にうつす可能性があるわけです。「お互い様」です。目に見えない敵との戦いに「正しく参加できない」人は想像力と思いやりのないKYでもある。自分だけで生きているわけではないのだから。
大阪府職員が新型コロナ感染 発熱後も出勤、マスク着用せず
https://www.sankei.com/smp/affairs/news/200315/afr2003150004-s1.htmlパンデミックとして認定され、1か月前までは対岸の火事だと思っていたであろう欧州や北米へも広がりをみせ、まさしく歴史の1つとして残るだろう本件。
様々な角度から本件をとらえることができるが、例えば、超自然論な目線から切り口を入れてみたときに、ある種の増えすぎた人類、自然の中に生きる1つの生命体として地球にとっての脅威と認定されたからなのではないのかと捉えられる。我々は日々、社会という共同体の中に属し、国家や企業という単位で世界を捉えることになれているが、あくまでも地球という1つの環境下に存在する人類という共同体にすぎないという視点はなかなかに意識することは難しい。
そして、この超自然論のようなもの持ち出したときに、古代の人々は自分たちを納得させるために宗教というものに安寧を求め、現代の我々は科学で理解する。
今世界中では、経済、政治、医療等々様々な観点からコロナウイルス及びその波及に対しての対策に関する報道を目にするが、コロナウイルス自体に関する理解はまだ科学では説明できていない。
ここから生まれるインプリケーションは我々人間は、どんなに賢く豊かになったとしても理解できないものが多すぎる。もちろんそれは、我々が単なる地球に存在する一部でしかないのだから、その領域外のことをすべて理解できるはずがない。
そんな中、トイレットペーパーやマスク等の買い込みや転売など、人間内での争いが行われていること自体が愚の骨頂であって（ゲーム理論の最適反応戦略みたいなことを考えれば愚の骨頂ではないかもしれないが、それは人間という枠組み内で考えるべきことである）、虚しい気持ちにさせる。
と、いうことをふと思ったので、普段らしからぬ投稿をしてみます。
