ドル急騰108円台、米が非常事態宣言 地合い不安定=NY外為
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注目のコメント
安藤さんと同じ感触です。本当の危機においては円ではなくドル買いなんだと改めて実感。
また、日本のメディアはまだ気づいてませんが、ドルの強さと原油価格の下落は新興国経済にとってもマイナス。ブラジルレアルもコロンビアペソもチリペソも過去最安値かそれに近い状況になってます。
新型コロナがさらに新興地域で蔓延したら、財政出動でも金融政策でも先進国より打つ手も限られているのが更に怖い。ポイントはトランプ大統領の非常事態宣言の効果がいつまで継続するかです。
非常に危険なのは昨日はこれを材料に株もドルも買われましたが、週末を越えて来週になってもこの余韻が残って市場が安定してくれるか?です。
前回相場を1日だけ引き上げたトランプ大統領の所得免税のように、今回も単発的な効果しかないとすると、これが乱高下する市場の火消し役には成れません。
但し、前回と大きく異なるのは静止していたドル円が大きく反応した事です。ドル円というよりドル買いと言った方が正しいですが。
現在、政府要人発言や中央銀行の政策など本来なら市場がポジティブに反応すべき材料ですら市場への影響が短命になってしまい、市場の安定化は次第に困難な状況に陥ってます。トランプ大統領も使える武器は使いまくって事態の収集を行おうとしているのですが、果たして市場が安定してくれるかが当面の課題となります。
残念ながら相場安定化というより、市場関係者を疲弊するような相場は来週以降も継続するのではないかというのが大方の見方ではないかと思います。
異常レベルのボラティリティが落ち着くまでは投資家は静観せざるを得ない状態が続いてしまうでしょう。ドル円は今般のショック前の中期的なレンジ(105-115円)内に戻した格好。一旦行き着くところを作った形。週明けの推移がどうなるか要注目。ドルインデックスを見てもなかなかの戻し。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/DXY:CUR