作品を見ても「スゴい&ヤバい」しか感想が出ない人には、何が不足しているのか
コメント
注目のコメント
答えを探さない。
正解があると思うから、解説文を一生懸命読む。間違えないようにするために、スゴいと言う。世間の評判に合わせれば安全だから。
まず正解があるという前提を捨てる。自分が感じたことを言う。そもそも、解説文だって、作者本人が考えたことではない。
料理も同じ。ミシュランの星が付いているから美味しいんじゃない。自分が美味しいと感じるかどうか。
ヤバい、ウマいと言うのではなく、五感で味わって、感じたことを表現してみましょう。
缶コーヒーでも、これだけ語れます。
【特別編】缶コーヒーをアップデートせよ #NewsPicks
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https://www.georgia.jp/spn/kaoru/ジュリアード音楽院に入った1年目、先生に「ここのフレーズはどういう風に弾きたいの?どんな形容詞をイメージしてるの?」と言われたことがありました。最初はなかなか思いつかず(しかも英語の形容詞で自分の音楽をイメージしたことなんてそれまでなく)必死にそれっぽい言葉を絞り出すしかなかったことを覚えています。
でも具体的な言葉を関連づけていくうちに頭の中で演奏のイメージが固まるようになり、また人の演奏に対しても「ここはもっと__(形容詞)だといいな」と言語化できるようになりました。ぼやっとした芸術を言語化することって難しいですが、一度意識的にトライしてみると、逆に意識が言語に引きづられてはっきりしてくることもあります。
すごい、やばい、でも良いのですが、自分にしかわからないような細かい「気づき」を言語化してみることは少しおすすめです。
(記事内の「ダメ出し」の話とコメント欄にて「形容詞」という言葉を目にして思い出したエピソードでした。)「あら、上手いわね」と言われるよりはまだ幾分もマシです。
技巧を極めたいなら職人になりますので。
作品に対峙して出てくる感想は、観る人自身の背景にあるものからしか出てきません。作品を通して観る人側の背景にあるものの中の琴線に触れるか触れないか、それだけです。
共感。好き嫌い。よくわからないから保留。
入り口はこれで良いと思います。
ダメ出しするよりも。それは評論家かなにか。
アート思考って言葉、胡散臭くて嫌いです。
そんな定型がある?アートに。
それに多くの芸術において、作品を創る行為や表現は直感みたいな瞬間的な閃きや思い付きじゃない場合が殆どですよ。