世界最先端のアスリート育成学校がメントレを重視する理由
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IMGアカデミーでは、メンタルコンディショニングという言葉を使っています。
専門家としてとの見解になりますが、メンタルトレーニングとメンタルコンディショニングを分けて考えるのは必要です。
今の状況下では、特に必要なのはメンタルコンディショニングです。
昨日、アメリカの応用スポーツ心理学会(Associate for Applied Sport Psychology)が「今の状況下においてどのように選手をサポートするか」のウェビナーを開催しましたが、学会の現会長であり、私のコンサルテーションのスーパーバイザーでもあるナタリー・デュランドブッシュ博士は、特に今は無理に頑張ろうとせず、まずは心の健康を保つことを最優先に考えた方がいいとコメントしていました。
注目のコメント
私はストレングスコンディショニングで身体の専門家ですが、今回はメンタルのお話をさせて頂きました。アスリートと接する事で大切な一つに気持ちの持ち方があります。選手との接し方から指導者同士の関係含め大切なトピックだと認識しています。アスリート育成では選手自身、その時々に響く言葉から内容は変化していきます。スキル系、トレーニング系、栄養面、家族関係、もしくはメンタルケアなど色々な引き出し使って、選手と成長しています。
それぞれの指導者、スペシャリストが『チーム』となって選手をサポート出来るシステムが今後のスポーツ界に更に求められてくると思います。トップアスリートへのメンタルトレーニングをわかりやすく説明している記事です。
ここで挙げられているメンタルトレーニングの内容は全て科学的根拠ある、つまり反証可能なトレーニングなので、スポーツ心理学を学術的に学んだ人は、これらの実践方法も理論背景も納得することだと思います。
オリンピック選手へのメンタルトレーニングも同様に「壊す」を行います。記事にあるルーティンについてだけでなく、成功経験後に「自分の作ってきたメンタル方略自体」をです。私は4年サイクルで提示しています。
事例をもとに諸外国のスポーツサイコロジストと情報交換することはとても楽しいです。今回の記事もワクワクしながら拝読しました。
日本ではどうなんだ?とよく聞かれます。
JOCで行っていることは全て秘匿情報として扱っています。
この記事でもあるようにメンタルトレーニングで扱う領域が個人の私生活やご家庭事情にも深く関わることも多いので、メンタルトレーニング担当者が、自分の担当している選手の個人名を公表しません。
この記事のように団体と契約している場合はもちろん公表します。自分の場合なら、例えば車いすバスケットボール代表チームと契約していることは公表しますが、他競技の個人名を出すことはありません。その秘匿性(選手の名前で営業しない)が担保されているから、選手が誰にも言えないことも言語化できる環境を保持します。
しかし日本におけるメンタルトレーニングには課題も多くあります。どのように本当に大切なメンタルトレーニングについて広めていくかは長年の課題です。
日本にも沢山の能力ある若手のメンタルトレーニング指導士がいます。