サムスンが高い体積エネルギー密度の全固体電池、デンドライトの封じ込めに成功
日本経済新聞
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正極がNMC911(9:0.5:0.5)で、負極はC:Ag=3:1のカーボンブラックに銀の微粒子(ミクロンオーダー?)を混ぜたAg-C素材ながらも、活物質は充放電で電池内に生成するリチウム金属を使用する。
つまり、事前にリチウム金属を負極に入れておくのでは無く、5μ~10μmという薄いAg-Cを使ってリチウムを貯める。しかもNature Energyの論文では比較試験をして、短絡の原因となるデンドライトが生成しないと言いつつも写真は非掲載。あと全固体電解質はアルジロダイト型のLi6PS5Clの硫化物系を採用している。
わざわざ高価な銀微粒子を使っておきながらリチウム金属負極の理論容量を目指しても現行LiBの1.5倍というのは、ちょっとガッカリですね。”負極の構成はこれまでにないものになっている。具体的には、カーボンブラックと呼ばれる炭素(C)材料中に銀(Ag)の微粒子をC:Ag=3:1の重量比で混合し、バインダーで固めた「Ag-C」”