インターネット広告費がテレビ広告費を追い抜いた年…これからどうなる?6.9兆円日本の広告費のゆくえ(神田敏晶)
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1日あたりのインターネット広告費は57億円(2兆1,048億円÷365日)となった。1日あたりのテレビ広告費は50億円(1兆8,612億円÷365日)だ。ちなみに2019年のNHKの予算(事業支出)は1日あたり19億円(7,277億円÷365日)だった(日本の1日のテレビ広告費の38%相当)。
単純計算でも1日あたり、インターネット広告費は1日あたり『+9億円』、テレビ広告費は1日あたり『+1億円』となる。
今年度の2020年は、インターネット広告費は、+3,285億円(9億円×365日)で、2兆4,333億円、テレビ広告費は、+365億円(1億円×365日)で、1兆8,977億円とフェルミ推定の予測を立てることもできる。
インターネット広告費とテレビ広告費との差は、2020年の1年で、『5,356億円』の『差』となるかもしれない(あくまでも筆者の推定)。名実ともにインターネット広告がTV広告費を抜きました。
実際は昨年あたりから抜いていたのかなと思っていますが、
インターネット広告の急激な成長には驚きです。
成長の背景としては、2000年を超えてからの急激なネット環境の普及およびスマートフォンの普及があります。
(今では1家に1台はネット機器はある状態だと思います)
この背景を考えると、今後発展する可能性があるのはVRやAR広告でしょうか?
これもインターネット広告費に含まれるとしたら、インターネット広告費の衰退はなさそうですね…
インターネットはもはや生活の一部になっているので、今後どのようにお客様に広告を届けるか。メディアやデバイスの力、コンテンツを考え抜く力が物言う時代になってくるのかなと考えます。パーソナライズ化は必須でマスの沈下は否めない。自らいろんなことが言える世間の方が健全だ。メディアに操作され大衆を煽動してきた時代の方が不健全ではありませんか?良いものは売れる。良い意見は聞き入られる。叡智を結集する時代です。どこかだけが特定の情報を握る時代は終わり、オープンにすることでイノベーティブな時代の到来となるのでしょう。