“致死率 インフルよりはるかに高い” 米研究者 新型ウイルス
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不安を煽るタイトルですが、比較対象が『インフルより』です。
もちろん毎年インフルエンザで亡くなる方はいらっしゃいますが、
健康な方は、インフルエンザにかかったからといって死を覚悟したりしないですよね。
インフルエンザの致死率が0.1%
に対して、
COVID-19の致死率が約1%
ただし、いずれも、年代によってかなり差があるのも大事な事実で、
COVID-19についていえば、70代 8%、80代 15%と高齢なほどかなり致死率が高くなっているので、
知らないうちにハイリスクの方に感染を広げないようにと若い世代が努力してますが、
高齢の方自身も、感染予防につとめてもらえればと。
あと、産婦人科的立場からすると、
妊婦さんが特に重症化するという報告はないのと、
胎児に感染するという報告もありませんが、
生後に感染するリスクはもちろんありますので、
妊婦さんがCOVID-19陽性のままお産となると、
陰性化が確認できるまでは赤ちゃんと接することができず、直接授乳も避けた方がよいとされているので、精神的にツラいと思います。
なので、妊婦さんも感染予防はしっかりして頂きつつ、
かといって、万が一疑い症状でてもあわてずに落ち着いて、まずは電話で相談して下さい。Dr Fauciは感染症および免疫学の専門家でいらっしゃいますが、1984年からNIAIDのディレクターを務められ、すでに歴代6名の大統領に対して助言を行ってきています。
これまでも大統領陣営に対して、間違っているという直接的非難をすることなく、軌道修正を促して来られました。
ワクチンが間もなくできるという見解に対しては、「正確には最低でも1年から1年半かかる見通しである。」
病気の根治療法を目指すという見解に対しては、「病状をより軽症にできるかどうかを見るための抗ウィルス薬の研究を行なっている。」
春になればおさまるだろうという見解に対しては、「そうかもしれないが、新しいウィルスなので、それを予見する方法はない。」
実測値の単純計算から2-3%と示されたり、インフルエンザと同様と示されたりしている致死率に関しては、「総じて0.8%から1.5%のどこかになるだろう。」
また、ご自身について、重症化の高リスクである認識を示しながら、こう語られています。
“I’m not worried about myself. I’m worried about the job I have to do.”
(私自身については心配していない。私がやらなければいけない仕事について心配している。)重症度に関しては大まかには以下の通り
80%は軽症:風邪症状で終わる
15%は重症:肺炎になる
5%は超重症:人工呼吸器や集中治療室での治療を要する
全体を通じて2~3%が致死的
重症・超重症患者に医療資源を集中させることが、死亡率の低下につながります。また致死率は年齢によってかなり差があり、10歳以下は0%、10~40歳は0.2%ですが、70歳代では8%、80歳以上は14.8%と高齢者ほど死亡率が高い病気です。
日々の報道では新たな感染者や死亡者数ばかり取り上げられていますが、その裏では初期に感染した患者やダイアモンドプリンセス号の乗客のほとんどが元気に退院しています。40歳以下の人は「感染したとしても99.8%は死ぬことはない」と思えば、過度な不安は避けられると思います。