金融庁らが、新たなブロックチェーン国際ネットワーク「BGIN」の設立を発表
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特別オンラインパネル討論では、分散型金融におけるガバナンスについて深く議論がされていました。そこで、金融庁長官の遠藤俊英氏は、分散型金融のガバナンスについて、なぜいま議論するべき必要があるのかを語っていました。まず金融庁が存在する大きな理由の1つに、金融危機を事前に予防することがあります。
インターネットのときも、ブロックチェーンで様々な規制の議論がされているように、新たな規制の枠組みをリスクの観点から作ってきていました。そして、ブロックチェーンにおいては、ICOやSTOに関して、規制の枠組みを整えてこれたとのことですが、分散型金融においては、未だ整えられていないから深く議論し、規制に落とし込む必要があるとのことです。
ただ、分散型金融の場合は新たな規制の作り方をしなければなりません。なぜなら、ネットワークの仲介者が存在しないからです。これまでは、仲介者に対して規制を行ってきたが、分散型金融のようなピアツーピアの通信や取引が行われる場合、新たな規制の枠組みを作らなければならないと、考えます。
それは、遠藤氏の言葉を借りると、マルチラテラルな規制の生み出し方です。トップダウンではなく、コミュニティドリブンで規制当局がコミュニケーションを取り、あらたな規制を生み出すのだと、考えられます