この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。
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新型コロナウイルスの感染拡大防止策に伴う営業自粛、休業要請によって、甚大な打撃を受けている飲食業界。釜揚げうどんチェーン「丸亀製麺」で急成長を遂げてきたトリドールホールディングスの粟田貴也社長もまた、嵐の真っ只中に立つリーダーの一人だ。
吹きすさぶ風を受けながらも、意外なほどに彼の目は輝いていた。危機に際し、一層揺るぎないものになったと語る「仕事の哲学」とは。全7回)
■第1回 コロナ直撃、外食産業が生き残る道
■第2回 「こうなりたい」と強烈にイメージしなさい
■第3回 他の店と同じことをしても生き残れない
■第4回 「繁盛の極意」は2つ
■第5回 “無謀”な挑戦をやり抜いて勝つ
■第6回 人を成長させる、たった1回の「体験」
■第7回 絵空事を思い描くことから、現実が変わり始める
「シンプル & ライブ」「手作り・できたて」「五感に訴え、本能を撃ち抜くような感動」
実は、私も撃ち抜かれた一人です。コロナが落ち着いて、日本に帰れるようになれば、やりたいリストの上位に丸亀製麺でぶっかけうどんを食べることが入っています。米国ではハワイで大成功され、カルフォルニアでも多店舗展開されています。この夏には、テキサスにお店を出される予定だと聞きました。ラーメン激戦区になっているニューヨークにも、早く、うどんで殴り込みをかけてもらいたいものです!
だから経営において効率化だけでなく、「どこに手間暇(=コスト)」を投じるかというのは極めて重要。そこが上手なところは、費用を投じていても障壁構築にもなっていて、長期では成長をし続けることが多い。
ブルーオーシャンは安住すると、たちまちレッドオーシャンへと塗り替えられてしまいます。
それだけ真似が出来ない証拠でしょう。