10年先は近すぎる。未来年表が示す濃密な80年に必要な着眼点とは
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「2040年には日本企業の60%以上がテレワーク採用へ」とありますが、今回のコロナショックを折り込めばもっと早くに実現しそうです。
本日総務省のテレワーク普及促進検討会の第一回の議論。なぜか対面会議だったのですが・・・それはさておき、現在のテレワークを「導入」している(=制度がある)企業は19.1%。しかし、利用社員は5%未満が半分以上。
さらに2000人以上が46.1%、300人未満が14.5%と大企業に集中しているデータが示されました。
しかし!このコロナショックで、多くの企業が制度整備以前に無理やりテレワークに突入。つまりテレワークってなに? 導入する?どうする? じゃあ、やってみよう! うまくいかないな! PDCA回そう! 成果出た!というところをすっ飛ばして、まずは「やってみる」フェイズから来てしまった。
しかし経験上普及にはまずは「やってみる」が最初で、やってからの改善をいかに制度に落とし込んでいくかが重要。
今回うまくいっている企業は3.11以来制度整備や予行演習で全社一斉テレワークなどをやっている企業です。
残念ながら、日本の働く文化の根底からの改革なので、オリパラでは進まない。危機が変えるのです。フランスもテレワークが普及したのは最悪の大気汚染で車の通行制限や出社制限ができた時です。
今後はせっかくテレワークを「試してみる」強制的な機会があるので、「危機対応のみ」に終わらず、しっかり文化風土として定着させていくため、今うまくいかないことや良い部分を共有し、効果検証などの回収が大事だと思いました。①2040年には日本企業の60%以上がテレワーク採用へ
②2030 年には副業・マルチジョブの導入が20代の80%近くまで上昇か
とのことですが、②の未来が来ているのに、その10年後に①の60%しか採用が進んでいないのって、本当かなぁと思いました。
今回のウィルスによって、テレワークが進むことで、手段が目的を変えるということも起こると思っており、副業は進むのも確かだし、そのためには、会社はオフィスを構えなくなっていくのは自明かなぁと思っています。進み方が遅くないですか・・・?
10年先ですら近すぎず、むしろ遠すぎます。100年前なら80年先を予測するのは未来を考えるエキサイティングなことだったかもしれませんが、今は物事が進むスピードは格段に上がっていて、同時にその速さを考慮していなければいけない時代です。
2040年に日本企業の60%異常がテレワークに、なんてのんびりしたことを言っている場合ではなく、どう2-3年でその基準に持っていくか、を考えるべきではないでしょうか。