父の突然死、母の下半身麻痺を経て。人生の逆境が私に教えてくれたこと。岸田奈美
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糸井重里さんに会った時の衝撃がまだ尾を引いていて。「あっ、私、コピーライターでも作家でもなく、糸井重里さんになりたい」「つまりは岸田奈美になりたい」って強く思ったのがきっかけでした。
傷ついた分、失敗した分だけ、それを面白く変える魔法をかけて、皆さんに届けたいなと思います。【取材しました】岸田さんの記事を読むと、岸田さんのご家族のことを好きになってしまう。とってもチャーミングで、愛おしい。会ったこともない、まったくの他人の家族なのに不思議だ。家族のことが大好きで、おもしろがっている。そんな岸田さんのまなざしが根底にあるからだった。
"家族の障害のせいで自分が不幸になった、自分の障害のせいで辛い思いをしている。これは絶対にある。だから、「家族を愛さなければいけない」なんてことも絶対にないと思うんです。私は愛したのが家族だっただけ。ただただ私は好きなことを、好きだから、執筆していているだけなんです。"
"そして、いい文章は、私をいい場所に連れていってくれる。それをずっと信じているんです。ずっと自分が自信をもって思いを込めて書いた文章は、またそれ以上の体験をさせてくれるはずだ、と。"こんなご時世だからこそ、クスッと笑える物語だったり、好きなことについて語りあえたり、そういう時間をとても大切にしたいな…。岸田さんの記事を編集させていただき、そんなことを思いました。たくさんの人の日常に届きますように。