東証大幅続落、終値2万円割れ 円高、原油安が波乱要因
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コロナショックというより今日のは原油ショックじゃないでしょうか。
2日前にOPECと非加盟国での緊急会合でロシアが減産に応じず、それを受けてサウジアラビアが増産を発表しました。世界的に景気減速で原油需要は減ると予測されているのに増産は「まさか」のブラックスワンでした。
1年ほどまでは「シェールオイルはスケールメリットと技術革新でWTI40ドル付近が採算ライン」と言われていて、今はもう少し下がっているかもしれませんがそれでもWTI30ドル割れは採算ライン下ではないでしょうか。
また、原油で稼いでいたに等しいロシア経済は今後大ショックになるでしょうし、ロシアの周辺国における軍事リスクも高まると予測します。
ビットコインなど仮想通貨や金からも資金が抜け出してきているので株を含めて何かのシグナルが出るまで動きにくい状況です(タイミングをコントロールできるのは個人投資家のメリットですので慌ててはダメですね)長期の上げ相場で市場に溜まったエネルギーの逆回転であり、まだコロナや原油価格そのものがどれくらいのインパクトがあるかを測るフェーズではなく、需給とリスクオフの度合いを測るタイミング。下がりきったというにはまだ早く、底を見極めたいところだが、もう何段階か大きめの悪材料が出てくる余地は十分にあるし、実体経済へのインパクトの数字が出てくるのはまだまだ時間がかかることを考えると、もうしばらく様子見にならざるを得ない。