超短時間学習なのになぜ高習熟度? フィンランド教育の秘密
コメント
注目のコメント
「エビデンスありきの教育」
ゴール(これからの時代に必要な力はないか?)から逆算して、必要かつ効果的な教育は何かをエビデンスベースで検討しながら、現場の教育が施されていることに強い羨望を覚えます。
早期教育の実現、自習スタイルによる主体性の獲得など、90年代からそれらを進めていることも感服します。
先の時代を見据えながら今を考えるスタイルが確立されていると感じました。
ちなみに、「21世紀型スキル」は次のように定義されています。
思考の方法(Ways of Thinking)
(1)創造力とイノベーション
(2)批判的思考、問題解決、意思決定
(3)学びの学習、メタ認知(認知プロセスに関する知識)
仕事の方法(Ways of Working)
(4)コミュニケーション
(5)コラボレーション(チームワーク)
仕事のツール(Tools for Working)
(6)情報リテラシー
(7)情報通信技術に関するリテラシー(ICTリテラシー)
社会生活(Skills for Living in the World)
(8)地域と国際社会での市民性
(9)人生とキャリア設計
(10)個人と社会における責任(文化的差異の認識および受容能力を含む)
(引用: https://www.manabinoba.com/edu_watch/21771.html)
日本の教育は、お偉さん方の「個人的体験談」に則って、「あれがいい、これがいい」と語られがちで、そこで決まったものが学校に降りてきているのが現状です。
もちろん、学校や先生方の中にはエビデンスありきの教育を追求し実践してくださっている事例もありますが、それがどんどん進んでいくことを期待しつつ、自分でもできること(発信や効果測定)に挑んでいこうと思います。数年前にフィンランドから来た留学生にインタビューしたら「高校までは日本と変わらない」「大学は全然違う」との答えが10名中10名から返ってきました。
高等教育の意味付けと選択肢の多さが、日本とフィンランドの違いかな?とそれ以降考えています。残念ながら、日本の教育はこれ以上良くなりようがありません。現場の保守派が多すぎるし、大抵保守派の筆頭は年配者で裁量が違いすぎて無理。公教育の改革は、まず現場の年功序列を廃止、給与形態も含め改めて頂かないと到底無理です。
これから消えゆく年配者の必死の抵抗、マウントとるせいで、未来をつくる若者のこれからが左右されてしまうのは本当憤りを感じます。