新型ウイルス、致死率は1%以下 米保健省
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う〜ん。フランス国営テレビの6日(金)20時のニュースの解説員は、感染した場合の致死率について、季節性インフルエンザが0.1%なのに対して、今般のコロナウイルス (Covid19)の場合は1%から3%だと報じていた。
こういうのは情報がだんだんと増え推計の精度がだんだんと上がってくる。なので言っていることが二転三転することはあるし、科学者は『言っていたことが違う』と言われることを恐れず情報発信をして欲しい。
致死率については2つ重要なポイントがあると思う。
1つは『A:結果としての致死率』と『B:危険度をはかる目安としての致死率』の違い。ほとんどの人は意識していないと思うが、初期段階で医療崩壊を起こしたであろう武漢では通常より多くの人が死んだろうと思う。感染者数もそこが多いのでAはそこの影響を受けやすい。
では武漢以外はどうかというと致死率はそれよりは低い。なのでBを考えた場合は医療崩壊をおこした場合は省いて考えるべきだろうと思う。もちろん医療施設が整っていな途上国や僻地、あるいは高齢者や糖尿病患者の死亡率が上がるのは当然の話。
2点目は感染者数をどう見るか、おそらくアメリカ保健省は検査を絞っていている。当然ながら認知件数より実際の感染者数は多く、国によって検査方針が異なるのでばらつきがでるし、致死率も実際の感染者数の推計を元にしているはずだ。
今回のウイルスは当初おもっていた以上に軽症が多く、その状態で動き回ることで広がりやすい。後から出る致死率の推計が当初より下がるのは当然だろうし、そっちの方が正しいと僕は思う。
ただしウイルスの型は主に2つあるらしく、感染者が増えるほどに変異する確率もあがり、イタリアは死亡者が多いので、そっちでは比較的危険な型が広まっている可能性があるとは思う。イタリアの情報は少ないからなんとも・・。