新型コロナは世界にどう広がったのか? 遺伝子解析で追跡
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ウイルスは流行と共に変異し、ゲノムの塩基がランダムに変わる。科学者たちが、そうした遺伝情報の変化をすみやかにデータを投稿しているおかげで、アウトブレイクとしては初めて、ウイルスの進化と拡散がかなり詳細に、ほぼリアルタイムで追跡されている。
うわ、これ面白い(不謹慎でごめんなさい)。
特に下記を大きめのモニターで見るとドキドキします。
https://nextstrain.org/ncov
記事中に急にミュンヘンが登場したことに驚いています。
”ウイルスの系統樹が役に立つ。ウイルスの広がりを追跡し、封じ込めに成功している場所と失敗している場所を特定するのだ。
遺伝子データからは、ウイルスがヨーロッパに複数回侵入していることがうかがえる。そして現在、(研究者は早期に発見したと考えていた)1月のミュンヘンのアウトブレイクは、実際には封じ込めに失敗した可能性があることが示唆されている。
「2月1日以降に関しては、新たな感染例の約4分の1(メキシコ、フィンランド、スコットランド、イタリアでの事例とブラジル初の症例)がミュンヘンのクラスターに遺伝的に類似しているようです」。フレッド・ハッチンソンがん研究センターの研究員で、ネクストスレインの作成にも関わったトレバー・ベッドフォード博士はそう述べている。
系統樹においてミュンヘンから分岐する枝の「患者1」は、ババリア(ドイツ南部の州、バイエルン)の33歳のドイツ人ビジネスマンで、1月24日に発症し、のどの痛みと悪寒を訴えた。症状が出る前に、上海から来た同僚と会っており、この人物も後にウイルス陽性が判明したという”まだ混乱状態のこのタイミングで言うことじゃないかもしれないけどこの記事面白いから見て欲しい。
「ゲノムの探索は、封じ込め対策が失敗している場所を知るのに有効だ」
日本青いなぁ。そら海外から見たら危険な国認定されるよなと思います。
あと、「新型コロナウイルスに対するワクチンがまだないことから、専門家は、感染者の発見や隔離といった積極的な公衆衛生対策が、ウイルスを食い止める最大のチャンスになると指摘する」
これも重要で、まだ感染者がいない地域も一律に休校対応するのはおかしいと考えている人にも伝えたい。