ブルームバーグ前NY市長が撤退 バイデン氏への支持を表明
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大富豪のブルームバーグ氏が巨費を投じたあげく、スーパー・チューズデーで惨敗してあっさり撤退という潔さももちろん驚きですが、前後の短い期間にブティジェッジ氏、クロブシャー氏と相次いで撤退し、ブルームバーグ氏もそろってバイデン氏支持で一本化したのが何より電撃的。大きな流れをつくる決定的な出来事にも思えます。
スーパーチューズデーの戦績をみると、バイデン氏への一本化効果ははっきりみてとれます。このままでは、サンダース氏が苦しくなることは確実。ついこの間まで「バイデン氏は終わった」などと言われたのに、きょうになったら「どっこいバイデン氏は生きていた」。政治の一寸先はわからないものです。ブルームバーグはトランプ大統領を落とすためにお金を使うという話でしたので、お金と民主党のバックアップで、前回の対ヒラリー戦同様、またサンダース陣営が厳しい状況になる可能性大。
ちなみに、トランプ大統領は前々からサンダース候補を援護するようなツイートをしています。前回の選挙と同じで、民主エスタブリッシュメントが画策してサンダースを落とそうとしていると。ワォーレン候補に対しても、サンダースの邪魔になったので、利己的な選挙だと批判しています。
以下、ワォーレンは自分の州のマサチューセッツでも3位で、サンダースから票を奪ったために、バイデンが勝った、本来、サンダースが勝つべき、という大統領のツイートです。
The Democrat establishment came together and crushed Bernie Sanders, AGAIN! Even the fact that Elizabeth Warren stayed in the race was devastating to Bernie and allowed Sleepy Joe to unthinkably win Massachusetts. It was a perfect storm, with many good states remaining for Joe!
So selfish for Elizabeth Warren to stay in the race. She has Zero chance of even coming close to winning, but hurts Bernie badly. So much for their wonderful liberal friendship. Will he ever speak to her again? She cost him Massachusetts (and came in third), he shouldn’t!
ブルームバーグに関しては、討論がダメ過ぎましたが、SNS時代になり、広告そんなに効果ないかも知れないという事です。これで余計バイデンムーブメントが加速しますね。相当、指名に近づいたと見ていいのではないでしょうか。
というのも、バイデンに最も足りなかったのが熱狂や活力だったように思います。
でもスーパーチューズデーの「勝利演説」を見るに、活力を取り戻しています。元から持ち合わせている言葉遣いのラフさや荒々しさ的なものを全面に押し出せば、意外と「対トランプ」という観点でも面白いのでは、と思いました。
ゴリゴリのエスタブリッシュメントでありながら、適度に残念なお爺ちゃんで、Likability(好感度)が低くないのは今後強みになるでしょう。