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トイレットペーパーを「買い占める」ほうが”合理的”であるシンプルな理由

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  • 日本経営デザイン研究所 CEO兼MBAデザイナー

    筆者は経済学のゲーム理論から考察していますが、行動経済学におけるプロスペスト理論からも「買い占め行動」を説明や理解することは可能です。

    プロスペクト理論において、このようなケースでは、消費者に損失回避バイアスが生じやすいとされます。
    損失回避バイアスとは、人は将来的なメリットよりも、目の前にある利益が得られない場合の「損失感」の方がより大きなものと感じてしまうため、それを回避しようとする思考の偏りや行動の偏りが出てしまうという事です。

    例えば、今日もらえる1万円と、1ヶ月後にもらえる1万1千円では、1ヶ月後にもらう1万1千円の方が利益が大きいのですが、多くの人は今日もらえる1万円を選択してしまいます。

    具体例としては、あなたの目の前に不足している言われているトイレットペーパーがたまたま売っていたとします。本人は必要ないが買わないと損した気分が強くなってしまうため、買ってしまう人が多いということです。

    更に、マーケティング論的観点からは、昨今の消費者行動には自己実現欲求を満たしたい行動が見受けられますので、その欲求を満たしてあげるのも混乱を収束させる一つの方法です。つまりは、買い占めさせてあげるという事です。但し、正しい方法で買い占めをさせてあげる必要があります。

    その為には、マネジメントや経営学を心得たリーダーたちによって、正しい情報の発信と、正しいオペレーションが必要になります。

    今回のケースにおいては、トイレットペーパーを販売する側は、在庫が沢山あることを知っていますから、販売に制限をかけません。しかしここできちんと、お一人様一点限りとして、それ以上は別途制限なしで取り寄せ可能などと周知すれば問題は回避しやすいと言えます。
    取り寄せの際には、「こんな時だからこそ、いつもお世話になっている常連のお客様たちには、出来る限りのことをさせて頂きます!」みたいな一言を添えてあげれば、お客様の心はイチコロです。

    販売する側としては、「ニーズがある売れる時にいくつでも売りたい」「お店に活気が生まれる」「お客様が毎日通ってくれ追加消費が見込める」など、目先の利益に惑わされず、信用を維持したまま"賢く売る"方が長期的な利益に繋がるのだという視点も忘れてはいけません。


  • とある税理士法人 しがない中間管理職 公認会計士 / 税理士

    買い占めによるデメリットを無視しすぎているような。
    具体的には、購入に伴うキャッシュアウトが発生する&不要不急の在庫が膨らむというデメリット。
    トイレットペーパーは安価だから前者はあまり気にしなくて大丈夫でしょうけど、問題は後者。
    大っきな一軒家に住んでいて、フリースペースが山ほどあるならばともかく、
    空きスペースに余裕がない世帯で買い占めしたら、邪魔以外のなにものでもないですよ。
    簡単に売り切れてしまうのは、商業的にも在庫コストが相対的に高く、流通在庫が少ないからです。

    11年前の新型インフルエンザ流行時に、とある物流会社が過剰にマスクを仕入れた結果
    過剰在庫になり大損した事例を知っているので、転売ヤーさんはお気をつけくださいね。


  • 元医学部技術職

    社会として満足が得られるには、個人の経済的合理性では足らず、全体主義的合理性は危険だろう。
    「世間に存在する悪は、大半が無知に由来する。明識がなければ善い意志も悪意と同じほど多くの被害を与えることもある。一番救われない悪徳は、自らすべてを知っていると信じていることから、自ら人間を殺す権利を認めるような無知の悪徳をおいてほかにない」(カミュ『ペスト』より)
    情報があって全てを認識していると信じる完全合理性は「無知」の合理性でしかない。


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