早期退職後も「年収700万円を死守したい」50代会社員の「甘さ」
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大手企業を早期退職して研修講師やキャリアカウンセラー、コンサルタントとして独立開業を目指す人とお会いする機会もよくあります。
会社の中での実績を活かして、独立開業後の活躍を目指されるのですが、1年ほどで再就職される方も多いです。
独立開業すると、「技術力」「経営力」「営業力」の3つのバランスが求められます。
組織の中では分業なので、上記3つのどれかに集中することができます。
独立開業すると、自分の知識、技術を活かす場面より雑用に追われる時間が多く、それらの雑用は不慣れな作業なので自信を無くされるようです。
副業、複業が注目されていますが、セカンドキャリア支援として40代くらいから会社以外の組織での活動の場を作り、会社とは違う役割を担当して体験を積むことが求められそうです。「やりたいことがない」当然ですよね。
会社から仕事を与えられ、働かされる。それを30年も続けたら、自分で考える力も衰えます。
「自律キャリア」なんて容易じゃありません。給料も年功序列で上がってきた人が多いから、自分の市場価値なんて考えない。
給料は仕事の価値というより、社内の役職、つまり肩書きの対価だと思っている。
こんな残念な人たちが、厳しい現実にさらされることは、働く人全体にとっては悪いことではない。
少しでも早いタイミングで、自分の甘い認識を改めたいですね。今の40代、50代が大学を卒業してから、何度か経済危機がありました。なんと言ってもバブル崩壊、そして、ITバブル崩壊が数回あり、リーマンショック。
それを曲がりなりにも企業で働いていて、危機感を自覚するタイミングが一度もなかった…とは思えないのです。
だから、この記事のような甘さを持つ人が全てだとは思えないです。淡々と、現実を受け止めている人は声を上げていないか、そもそも、きちんと転職など出来て、自分なりの幸せを築いているから、何も言わないのではないでしょうか?
だから、本当のところ、この記事のような人ばかりではないと思うのです。
あと、この記事にある、
↓
私は権利を主張するより義務を果たすのが組織人だと思うんです
こういう人は海外にもたくさんいると思います。ただ、きっと年収は400万円から500万円くらい。つまり、問題は、年功序列賃金体系だと思います。
職務給が一般であれば、こういう人が組織にいて当たり前だと思います。
昔、とある小売業の創業者が、将軍も必要だけれども、兵隊も必要だと言っていました。一番やってはいけないことは、兵隊に将軍の役割を幹部が期待することだ…と。