ECB、新型肺炎で景気支援策打ち出す用意=仏中銀総裁
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ユーロ圏のファンダメンタルズを下支えするためには、ストレスが集中しやすいセクターに焦点を当てる対応が適切だと思いますし、そうした考え方はラガルド総裁の声明とも整合的です。
ただし、FRBの大幅利下げもあって、米国の市場金利が顕著に低下したことに伴う、ユーロ相場への上昇圧力をどうするかという問題は残ります。
ユーロ高は最終的にはインフレ率を下押しするので、物価目標の達成のためという口実で、普通の金融緩和を行いうる状況にもなっているわけですが、もちろん問題は手段です。
外為市場へのインパクトという面では、一時的でも良いので資産買入れの増額も考えられますが、理事会のコンセンサスが得やすいのは、むしろマイナス金利の深堀りかもしれません。