スマホ業界の新トレンドは「低価格化」、iPhone XRの好調で鮮明に
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注目のコメント
電子機器の典型サイクル。
PCも昔は20万円でも安かったのが、今は20万円だとハイエンド。ただ成熟化してきて、多少戻ってきている感はある(価格をウリにしていない市場の登場)。
PCとの違いは、高いけど特に先進国ではシェアをちゃんと取れていること。iOS含めて差別化・習慣化できていて、おまけに電子機器では極めて珍しくこれまでずっと値上げをできてきた(おまけに数量を伸ばしながら)。本当にスゴイことだと思う。
電子機器の値下がり(およびその源泉となる半導体など電子部品の値下がり)、そのなかでのAppleの偉大さは下記などでもコメントしてきたので、興味がある方は併せてご参照いただきたい。
https://newspicks.com/news/3481751
https://newspicks.com/news/4215339
https://newspicks.com/news/4507111漸進的イノベーションがサチってくると価格低下には歯止めが効かなくなってくる。むしろiPhone Xは価格の上限を見極める上でのターニングポイントだったわけだが、iPhone 11によって価格を下げることで売れることが見事に証明されてしまった。
Appleも今後はサブスクリプションなどでも利益を稼ぐモデルに移行していくことが予想される。そのための台数ベースはどうしても必要なので、今後も低価格モデル拡充は進むと思われる。ただ、ハイエンドをやめるという話でもないので、ハイエンドモデルをどう付加価値付け続けるか?というのが今後のポイントにもなる。肝はやはりカメラだと思う。もうかなり前になるが、Googleの「戦略レポート」は、将来のスマホ出現を見事に予言していたのだが、そこにもう一つ重要なポイントが挙げられていた。
スマホ標準価格が100ドルを切ったときに、世界中で「Game changer」となり得ると…
まさにその予言が実現されそうな今、今後がさらに楽しみ!