新型コロナ検査、実際は「1日平均約900件」 説明大きく下回り野党批判
コメント
注目のコメント
検査について議論される際には、ぜひまず検査の意義や限界についての理解を確認していただいた方がいいように思います。
検査陽性=感染確定
検査陰性=感染否定
のように単純に理解されている方もいらっしゃるようですが、本当にそうでしょうか?
この解釈は、インフルエンザ流行の際にも全国的に起こり続けてきた初歩的で大きなミスです。
厚労省の対応に疑問を抱かれるのは自然だと思いますが、まずは正しく理解できているか、立ち止まっていただく必要があるように思います。日本の検査体制の拡充には私も異論はありませんが、その前提にまず正しい理解が必要と思います。安心のためには、いつでもどこでも検査できることが大切です。「私はウィルスではない」というフランスで暮らすアジア人のツィートが話題になりましたが、感染症拡大の時は「証明書」が意味を持ちます。古くはエイズ、そしてO157の時も、いわれのない差別が起きました。そのためにも、検査体制は充実させてほしいです。きょうの厚労大臣の答弁はなかなか理解されないと感じました。
検査のキャパシティの問題は、保健所のマンパワー不足と手続きの煩雑さがボトルネックになっている感じはあります。
ただ、達成するべき目標は「死者の発生を最小限に食い止める医療態勢の構築」であり「検査する数をひたすら増やすこと」ではありません。目標を達成するために「必要な人が必要な検査を受けられる状況」を整える必要はあります。検査体制の整備はあくまで手段であり、目的と手段を混同してしまうと、あらぬ方向へ向かってしまいます。
また、検査の陰性が感染していないという「証明書」にはなりません。偽陰性が多い検査だからです。感染しているのに検査で陰性の人(偽陰性)が、陰性だからといって出勤して感染を広めるということもあります。
こちらの記事も合わせて御覧ください。
https://newspicks.com/news/4667343