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労基法にとらわれないフリーランスは、給与支払いのデジタル化の試金石(そして布石)になっている。
会社員の給与支払いは、労基法で原則現金払い、口座振込は例外的にOKと定められているが、フィンテック業界がペイロールカード解禁に向けてロビーングを進めてきて、政府も概ね合意している。そう遠く無いうちにプリペイドカードや電子マネーによる支払いが広がるだろう。
業務委託のフリーランスへの報酬支払いは特に制限がないので、会社員給与支払いの電子化に備えて、いろんな実験ができる。

先月Fintech協会でフリーランスの実態やニーズに関するプレゼンの依頼を受けた際に、PringのLTを聞く機会があった。受け手(フリーランスや、後々は会社員)にとっても支払い手(発注主、後々は雇い主)にとっても良いことづくめだなと感じた。

金は天下の回り物というけど、お金は軽い方が循環しやすい。キャッシュレスは、あらゆる意味でお金を軽量化して、循環させるために有効なんだなと、あらためて政府がキャッシュレスを推進したい意図が腹落ちした。
ダイレクトに価値と対価が交換される時代になりそうで理想的。無駄な工数がなく色々なものがシームレスにやり取りされる時代に。
19年に日本でフリーランスとして働く人の数は1087万人と15年から19%増。フィンテック協会の丸山弘毅会長は「報酬を好きなタイミングで受け取りたいと考える人が増えている」と話す。