2025年、男性の「介護休暇ラッシュ」が始まったとき、一体何が起こるのか - 妻は自分の親しか介護しない時代
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企業の介護に関する福利厚生や支援制度の充実度が、共働き夫婦間の格差につながる。という視点。なるほど。確かに企業間の充実度の違いが、そのまま夫婦間の格差につながり、特に妻側の企業が充実している場合、夫の方が「君の会社は制度が充実しているんだから」という理由で妻へ介護負担を押し付ける口実になりかねない。
また、現代日本社会はまだまだジェンダーバイアスがありつつも、それを是正している風の支援制度や意識が蔓延している。
「子供が熱を出した」と社員が言うと「それは大変だ。あとは大丈夫だから早退して迎えに行きなさい」と理解のある職場。に見えるが、実は女性社員に対してその理解ある風な意識が高い。これはアンコシャスバイアス(無意識の偏見)であり、実は無意識に善意で女性の家庭内ケア労働を応援するものになってしまっている。
記事にあるような企業間格差の是正や、真に男女平等な社会意識の浸透が必要で、なかなか難しい。
実際、「子供が熱で」「親の介護で」ということを女性社員が申し出た時「それは大変。気にせず早退して良いよ」という割合は高くなっているが、男性社員に同じことが言えるか、男性社員が申し出られているか、夫婦間でそもそも妻が対応するものと暗黙になっていないか。「ご主人の方で対応は難しいの?」と会社が言うと、それは理解のない会社のレッテルが貼られるなど、むさまだまだ難しい。