米国で進む「グリーティングカード離れ」、業界大手が破産宣告
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グリーティングカードの市場は5年で13%縮小しているそうなので、結構な縮小。アメリカでは、大型の本屋に行くと記事のように記事の写真のようにドカーンとグリーティングカードが売場が作られています。スーパーやハイパーストア的なところでも複数のゴンドラに渡り、グリーティングカードセクションがある店舗が多いです。
とても季節性のある商品で、グリーティングカードが1番活況になるのがクリスマスで16億ものカードが販売され、クリスマスがダントツ。ここでグリーティングカード企業は大半の売上を稼でいる事になりますね。それに続くのが、バレンタインデーになりますが、1.45億個の販売とクリスマスの1/10以下になります。ちなみに、母の日は1.33億枚と、父の日は0.9億枚とアメリカでもやっぱり母の日の方が強い。
https://www.greetingcard.org/wp-content/uploads/2019/09/Greeting-Card-Facts-09.25.19.pdf
紙媒体は調子が悪そうですが、一方、オンライングリーティングカード市場は、現在7億ドル市場で年間9%伸びているそうです。
https://www.ibisworld.com/united-states/market-research-reports/online-greeting-card-sales-industry/
米国人のグリーティングカードを送ると言う習慣はそのまま、オンラインに移行しているイメージのようにも見えます。オンライン含めても市場が縮小しているのか、それともオンライン含めたら伸びているのか。マーケットサイズは、区切り方1つで市場が変わるので、その辺りの数値も見てみたいところ。また、上記のオンライングリーティングカード市場も、紙のカードをオンラインのチャネルで買うのか、デジタルカードをオンラインで送るのかもよくわかりません。何にせよ、カードやグリーティング習慣自体はそこまで変わらないので、生活や習慣の中身の変化がポイントですね。
以下記事引用
WSJによると、2019年の米国でのグリーティングカードの売上は45億ドルだったというが、過去5年で売上は13%低下したという。もう何年も前から予想されていたこと。 アメリカはどのショッピングモールにも スーパーマーケットにも色とりどりで美しいグリーティングカード売り場があり、オケージョンごとに多種販売されていた。
今や住所を知らない友人、知人も増えて郵便でカードを送るより手軽でインパクトのあるSNSにその立場を奪われた。
どう生き残るのか? 残れるのが興味のある記事。日本人が想像してるよりもアメリカのデジタルトランスフォーメーションのスピードはゆっくりだが、世代交代が進むにつれて変化のスピードはかなり早くなるのが面白いし、衰退市場側は慌てて対応を迫られることになる。その動きはある時点までは結構緩慢で、衰退する側はまだ大丈夫まだ大丈夫と言ってるが、あるところを境に一気に潰れるような事例が多いように思う。これは昨今の小売チェーンも同じ傾向。
eカードが今は流行りだが、やはり味気ない。実体経済にもあまり好影響を与えない。かといって、これからは環境への影響を考えるとじゃんじゃん紙のカードを刷るのもウケが悪いだろう。
あと、意外ときちんとグリーティングカードって渡すのがアメリカなんですよね。肝心なところではアナログ思考とでも言いますか…。
映画500日のサマーで主人公が勤めているのが確かグリーティングカード会社だったことをふと思い出した。