ウイルス検査保険適用へ 流行に備え病院でも可能に
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rPCRにせよ、迅速キットにせよ、何の意味があるのでしょうか?
現在の報告によると、感度は低く、特異度が高い検査ということです。
感染例でも陰性となることは周知の通りなので、陽性となればおおよそ感染が証明されるけれど、陰性の場合はよくわからない、ということです。
インフルエンザの検査と同様にムダに乱用される可能性も危惧されますし、その結果の解釈には注意を要すると思います。
少し熱があるので心配だからと多くの方が病院を受診された場合、病院が混雑する可能性があり、病院で感染してしまうリスクや緊急を要する方への対応が遅くなる可能性もあります。
患者側の不安や心配は致し方ないと考えれば医療者側が不要・不急な方へ検査の不必要性を説明することになるのかもしれませんが、患者さんの納得や説明時間の短縮のために「とりあえず検査」となるように思います、インフルエンザの検査のように。
医療資源は有限ですので、持続可能な医療のためには適正化が必要です。
また、ごく軽度な症状の方や無症状の方もいて、かつ、感染力があると言われていることを考えると、検査をして検査陽性の人が自主隔離されたから感染が拡がらなくなるようなものでもありません。
結局は、手洗い・アルコール消毒・咳エチケット・人混みを避ける・検査結果に関わらず症状がある時は休養や自宅安静する、といった「いつもと同じ」対策が重要になってきます。「いつも以上に」大切にして下さい。
ワクチンと同様で、「うっていたからかからない」という効果はありませんが感染対策は国民全体ですることは非常に大きなインパクトをもたらします。
働き方改革の流れの中で、休まないことが偉い、ではなくて、「適切に休む」のが正しいといった文化になると良いなとも思っています。感染症の二学会が、既に感染蔓延期に入ると見解を発表しています。
感染初期はウィルス数が少なく検出が難しいので検査の必要がないこと、入院が必要性を判断するための検査に絞る必要があること、などと述べられています。
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/731019/?category=reportそれもありかもしれないが、PCR法の精度についても同時に伝えていく必要はあるだろうと思う。特に初期症状の時ってウイルスを検知しにくい。
何度か陰性だった後に陽性が出たってニュースが出たのはご存知の通り。それはその後に感染したという可能性もあるが単に感染していたけど検知できなかったって可能性の方が高いと思う。
上記の理由から初期段階で検査などしない方がいいと僕は思う。加えてこの検査は手間と時間がかかる。そういうことを保険適用にすることで全国で不安になった人達が検査に殺到したらどーすんだ!?って思う。
しかも現段階では統計的に感染が広がっているかどうかを知る意味はあるが新型コロナウイルスだと確定したところで軽症なら自然治癒するし重症でも治療法はない。
なので医療財政を考えて僕は原則反対。そうおうの症状がある場合は保険適用するのは普通だと思う。