「買うことを減らすのは不可能」 サステナビリティ推進のイタリア素材見本市会長が提案する「より良くする方法」とは?
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イタリアの素材見本市「ミラノ・ウニカ」会長のエルコレ・ボット・ポアーラ(Ercole Botto Poala)=レダ(REDA)社長は、2月に開催された21年春夏展で任期を終える。ポアーラ会長は、同見本市のコンセプトを2019年春夏向けから“サステナビリティの追求”にシフトチェンジし、9月の秋冬展の開催時期を7月に早めるなど市場ニーズに応えてきた。任期終了を発表した翌日の2月5日、レダのブースにポアーラ会長を訪ねた。
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*自分が必要としている以上のものを買うから捨てることになる。私たちが学ばなければいけないのは、前に買ったものよりも良いものを買うこと。人間は自分がいい状態になりたいと思うもので、それを否定できない。
*会社というのは、リサーチをして投資して、生き残っていかなければいけない。人間の習性として、石器時代からずっとよりよくなろうとやってきた。でもたくさん生産して皆がリッチになると地球はそれだけ苦しくなる。でもそれをやめるのは不可能だから、作るもの、買うものをよりよくしていくことしかできない。
*旭化成の “ロイカV550”は、有毒な化学物質を含まない原料を用いている。ネガティブなものを地球に戻さない認証であるC2C(クレイドル・トゥ・クレイドル)認証を取得していて、分解して自然に戻る糸だから環境に優しい。