円が10カ月ぶり安値、新型肺炎や景気巡る懸念で売り継続=NY市場
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注目のコメント
本日の日経朝刊でもコメントさせて頂きましたが、これを「日本売り」とかこつける向きには辟易とします。そうであれば何故、日本株は高いのか?何故、JGBの金利は低いままなのか?株や国債は高くて円だけが売られる。そんな都合のよい「日本売り」などあるはずがありません。
年初来の対ドルクロスレートを見れば一目瞭然ですが、これはドル高相場であり、円安はその副産物です。ユーロもそうです。いや、ユーロの方が下げがきついくらいです。これは欧州売りでしょうか?そのような声はどこにもないわけです。
もっと言えば、法定通貨はすべて貴金属に負けています。金、プラチナ、銀。これらは対ドルで上昇しています。要はリスクオフが支配的になっているなかでの安全資産買いであり、そこで円への買いがかつてほどなくなっているというのは何故か?というロジックで考えなければなりません。そこで初めてGDPの大幅悪化や肺炎対応の話が出てくるわけですが、それとてこの48時間の話です。傾向として一般化するには尚早でしょう。自民党の財政再建推進本部にある円の信認維持プロジェクトチームが大騒ぎすることが予想されます。
今回のドル高・円安は日本の財政問題とは関係ありませんが、無理やりこじつける可能性があります。円安、株高はセットだったはずが株価がイマイチ。
円も、株も売られる相場って珍しいですね。
マーケットは常に正しいから、そういう事なんでしょうね。世界の市場関係者は日本のマーケットを警戒している。