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東京はまだUberタクシーがなかったのですね。主な地方都市はすでにUberは広がっています。
僕がお客様を乗せていて、海外からの旅行者はUberの利用が多かったです。また日本人のUber利用はビジネスマンが多く、DiDiは若い日本人が多い印象でした。
日本では禁止されている白タク、この解禁が実現するかどうか分かりませんが、様々なグローバリズムに対応した政策が進むなかで、この規制緩和もあり得ると感じています。
もっとも、今のUberタクシーのお客様に聞いても、日本では白タクの車に乗るよりもUberタクシーのほうが安心だと言われる方が多かったので、白タクが解禁しても、UberタクシーとUber(白タク)が併存している形になるのかも知れません。
いずれにしても、白タク解禁となったら、現在のタクシー会社は縮小か廃業をよぎなくされるでしょう。
せめて白タクでも「二種免許保持者」という条件があれば、どんな人でも白タクできてしまうというよりも、一定の安全性は担保できると思っています。
またそうすることで、現在のタクシー運転手も、タクシーに勤務のままか、あるいは自分の車でUberドライバーをするのか選べることになり、タクシー会社が縮小となっても、今のタクシー運転手は仕事に困らないという構図にもなりえると思います。
これはオリンピックにUber必要というのと同様、毎回繰り返されるポジショントークです。
Uberのタクシー会社との新たな連携模索は2018年に取り組んだのですが、手数料の問題などでうまくいきませんでした。それ以上にアンチUberが業界には強すぎて、Uberと都内で組むタクシー会社は当時一社も出てきませんでした。個人タクシーも協会が反対しているので同様です。
それ以上にJapanTaxi、DiDi、S.RIDEがこの2年間で大幅に機能強化、供給台数、顧客獲得に成功しています。国交省と組んでのダイナミックプライシング、相乗りによる実質値下げも今年、来年に始まることを考えると、期を逸したと言わざるをえません。
2018年のUber Japanの方針転換に関わっていた元Uberとしては応援しているのですが、厳しい状況であることは確かです。ということでのポジショントーク、と言うことです。Uberがタクシー会社への手数料ゼロ、ユーザーへのクーポン大放出などのマーケティング施策を思い切ってやれば可能性はありますが、そこまでのコストを果たしてかけると思いますか?
【追記:2020/2/21 17:20】
書き忘れていたのですが、個人的には経済同友会さんの「日本版ライドシェア」の提言は良いと思ったのですが、業界はそれにも大反対の状況・・・汗。
今回ダラCEOが日本に来ているということなので、JapanTaxiさんとの資本提携や統合などについても、もしかしたら話しているのかもしれません(個人的憶測です)。
タクシー会社と提携はもちろんいいのですが、その頃はプライシング問題がありました。値段が大きく差はないのに、タクシーとハイヤーが呼べる状態です。
現在Uber Japanが国内で提供しているサービスは、ハイヤーを「タクシー」のように配車できるものです。プライシングは、タクシーの1.2〜4倍ほどです。タクシーの深夜料金となれば、ハイヤーを配車する料金と1.1〜1.2倍ほどしか変わらないです。
価格差が小さいにも関わらず、ハイヤーとタクシーでは提供するサービスの質があまりにも変わってるのが問題で、当時はハイヤーを選択する人が多くいました。ですので、必然的にタクシーを配車する人が少なく、結果的にサービスクローズに繋がったのではないかと推測してます。
今回のタクシー配車はどのような設計になるのか気になります。ハイヤーのプライシングを見直してあげるのが、またはタクシーのプライシングをどうにかこうにか下げるのか。今後の動きに注目です。
そうならないことを切に願いますが、今の打ち手と、状況を見る限り、中止が絶対にないとは言い切れないと思います。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
東京五輪まであまり時間がありませんが、今後の動きが気になるところ。
一方でタクシー会社もひとつの配車アプリに囲い込まれた状態、オリンピックを機に複数アプリ対応が実現するか?
タブレット配られてる状況では難しいかも、だけど。。もちろん契約でもガッチリ縛られてそう