新型肺炎終息までマスク品薄 製紙連会長が見通し
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特に規模の小さな医療機関で、マスクの入手困難が問題となっており、入手可能国から輸入するケースも見受けられます。
そこで、マスクについて再掲したいと思います。
飛沫感染予防策のためのマスクを最も必要としている方は、以下の通りです。
①咳や痰などの呼吸器症状のある方
②そのような症状のある方をケア、介護する方
③そのような患者の診療にあたる医療従事者
それ以外の方は、基本的に感染予防としては、マスクを「しなくてもよい」方です。「してはいけない」訳ではありません。
マスクを使用される場合、正しく使えば効果は限定的なものの有効かもしれません(ただし確立されたエビデンスはない)が、正しく使わなければかえって逆効果かもしれません。なぜなら、汚染されたマスクも感染源になりうるからです。
マスクを使用される場合、
①サイズの合ったマスクをしっかりと鼻から顎まで隙間なくフィットさせる
②使用中のマスクの前面はウィルスや細菌で汚染されていると考え、触らない、万が一触ってしまったら必ず手指消毒する
③一度使ったマスクを顎の下に付けたままにしたり、使い回したりしない
④外すときはマスク前面に触れぬよう耳かけのところだけに触れて外し、汚染されたマスクでその他の場所に汚染が起こらぬよう捨てる
⑤マスクを捨てた後に必ず手洗いか手指消毒を行う
この「使用中、使用後のマスクはウィルスや細菌に汚染されている」という考え方が重要で、このような全てのプロセスを徹底することが、本来の感染予防策のためには必要です。もしマスクはそこまで汚染されていないという前提で使い回されていたとしたら、そもそもそのマスクの装着は不要だったということになります。
参考文献1: https://www.fda.gov/medical-devices/personal-protective-equipment-infection-control/masks-and-n95-respiratorsa
参考文献2: https://apps.who.int/iris/rest/bitstreams/1269003/retrieve