100円ショップ界屈指の高利益率を誇るセリア “安くておしゃれ”の裏に隠れた緻密な戦略とは
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注目のコメント
100円ショップは、様々な小売業界の中でネットショップに浸食されづらい業界だといえる。100円の物をネットで買うと送料の方が高くなってしまうので、100円ショップに行って買った方がいい。
セリアはかわいい商品が多いことで知られている。なので、SNSで話題になることもあるし、全商品100円ということはセール日がないので、広告費がかかからない。
それから、セリアは非正規社員比率が非常に高い。95%が非正規社員でキャンドゥより10ポイントほど高い。食品があると賞味期限のチェックなどがあり人手がかかるので、人件費を抑えるためにも食品を販売していないのだろう。
セリアはデザインにこだわっていて、店に行くと衝動買いする人が多いと思う。だから、売筋商品が売上のほとんどを占めるパレートの法則ではなくて、売上下位の商品も売上に貢献するロングテールのモデルに近いのかもしれない。100円ショップは、ダイソーが作った業界だが、セリアが変えた業界ともいえる。
ダイソーが歴史そのもので圧倒的だったが、記事にあるPOSを中心とした施策で自社の商品回転とサプライヤーとの関係強化をして、また鶴見さんがコメントされているようにデザイン(店舗デザイン含めて)、100円ショップ業界を暗いものから明るいものに変えた(昔はスーパーの奥地に店舗があったのは、今はモールの結構よい場所にある)。
好きな企業で過去にもコメントしてきたので、興味がある方は下記なども併せて。
https://newspicks.com/news/229423
https://newspicks.com/news/3079616
https://newspicks.com/news/3665882"ダイソーを運営する大創産業は非公表だが、業界3位のキャンドゥは19年11月期決算での売上高営業利益率は「1.7%」。業界4位のワッツは19年8月期決算において、同「1.4%」。一方、セリアは同「9.8%」。"
セリアは競合と比較すると、原価率も販管費率も低くなっていますが、原価率の低さが目立ちますね。
価格交渉を強気にしているのか、デザイン性などを高めることで、安い原価でも100円で買ってもらえるような商品づくりをしているのか、気になりますね。
■100円ショップの原価率/販管費率(%)
セリア:56.7%/33.3%
キャンドゥ:61.3%/36.9%
ワッツ:62.3%/36.2%