銀行の送金手数料にメス 公取委「半世紀不変」を問題視
日本経済新聞
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注目のコメント
良く取材している。
政府の中の人たちもこの件ではよく動かれている。二言目には金融システムの安定を言い、これをステータスクオのエクスキューズとしてきたやり方が通用しなくなっている背景には、他国における改革の動向もさることながら、金融の纏う呪術的なコンテクストが通用しなくなり情報産業の一つに過ぎないという等身大の姿が世に知られ始めてきているということがあるのではないか。横並びなのが良くないのか、半世紀不変なことが良くないのか、この記事からは読みとりにくいのですが、いずれにしても全銀の手数料を下げるという方向で銀行とNTTデータで痛み分けという結末になりそうですね。
ただ、これだけのシステムを維持するのに大変な技術が必要となっているのも事実。買いたたけば買いたたくだけクオリティも落ちるということをちゃんと理解する必要があります。スマホ決済とは処理している量が違いますし、クリティカルレベルも段違いです。これは国内振込手数料の話です。そもそもこれだけデフレ化したのに手数料が下がらなかったことが不思議ですが、法人・個人に関わらず顧客採算を考えながら優遇をしているはずなので実送金手数料単価という実態は別の姿でしょう。
また決済事業者が小口の振り込みを提携事業者(店舗)に行うコストが大きいとありますが、常識的に言ってそうした決済事業者は主要銀行に口座を置き、必要な振込は極力同一行内振り込みにしているはずです。銀行間振込云々よりも同一行内口座向け振り込み(ファームバンキング)の手数料が安くないことを議論して欲しいです。同一行他店舗振り込み手数料が無料ないし50円くらいではないと納得がいきません。