【最新決算】ソフバンと楽天が株主。UberとLyftを徹底比較する
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インセンティブを減らすテイクレートの実行で一時話題になったUber。とはいっても配送者は使わざるを得ないプラットフォーマーの強さ。
Lyftはミレニアム世代にUIとデザインがいいと好かれてる印象。私も米国ではUberよりはLyftを使ってます。とはいえ配車市場をゼロから作り上げたUberの認知度と圧倒的な売上が作る差は、今後もLyft成長の大きな壁になり続けそうです。ギグエコノミー化する社会や、未上場の巨大企業、Didi、Ola、Grabを考える上でも重要なUberとLyft。
最新決算から、実態をわかりやすく紹介します。
決算では、テイクレート、貢献利益率といった聞き慣れない指標や、「調整後」の数字が多かった印象です。Uberは規制リスク以外は強いと、自分は見ている。
記事にもあるように、配車事業のEBITDAはプラスになっていてシェアを多くの市場では握っている。だからTake Rateを上げられているし、資金繰りの範囲内の中でUber EATSのような新規事業や研究開発費、新規獲得コストを調整できる。赤字も株式報酬に起因する部分が多い(逆に株価が人材維持のためにも重要でもあるということ)。
ただ、規制によってある地域で事業ができなくなったり、規制対応のコストがかかると、ユニットエコノミクス(経済性)が大きく変わる。特に、投資をした時点と前提が変わると、回収の見込み時期が大きく変わりうる。特に米国のギグエコノミー周りの規制がどうなっていくかが一番のキー。せめてもの幸いが、米国は各州ごとによるのでリスクとして分散していることか。あと、既存タクシーより便利というユーザーの支持があり、かつこれだけ普及すると、既得権益を守るという点だけでの規制はしにくいと思う。
Uber EATSも競合で先行していたGrubhubは利益重視の戦略だったが、Winner Takes Allを目指してUberが投資をしている状態。ユーザーが習慣化し、シェアを取って競合をつぶした後にはテイクレートをコントロールしやすい(下記でコメントした)。
https://newspicks.com/news/4367812