節税だけでは× 相続専門税理士が教える「もめない相続」の秘訣
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-相続後の人生を考えることが大事-
相続の現場で仕事をすると、本当にそう思います。
1 親の責任は相続まで
2 節税メインで考えない
この2つの考え方はとくに大事と実感しています。
家族みんなが仲良くすることを願っているはずなのに、「ウチは大丈夫」という過信がある。
家族であろうと、考えや歩んだ人生は異なります。
しかも一旦火がつくと、家族であるため手がつけられなくなります。
それを収めることができる唯一の存在が、亡くなった方です。
きっちり意思を反映させるためにも、きちんと公正証書遺言で遺しておくことがオススメです。
さらにビデオレターがあれば、遺言を気持ちで補完することもありますので、よりオススメです。
税金を払うことを負けと捉えているフシがある。
そういう方に限って、不動産や怪しい投資話に手を出します。
残されたのは30年ローンに加え、空室が目立ってきたアパートと、相続する方にとっては全く嬉しくない結果になることもよくあります。
税金を払いたくないゆえに、資産を本当に目減りさせる本末転倒の結果になる事例が多々あります。
税金よりも手残りでいくらになるか?
どういう形で残したほうがよいか?
ということを考えて用意する。
相続はなくなる方が遺族に対して気持ちや生き様を示す、最後の教育の機会です。
早く死ねということではなく、いつか来るその日を「覚悟」して、「用意」しておく。
特に高齢者の方は、常在戦場にて激動の時代を駆けてきました。激動の時代を生き抜いた武士だからこそ、いつか来る日を覚悟しておく。
次の時代に託す者として、「けじめ」をしたためておく。
そこまでできる方なら、遺された家族はその方をずっと誇らしく思うに違いありません。相続のご相談は、大抵、法的なことと税金面のことが絡んでいて、弁護士、税理士が連携して初めてフォローできます(税理士資格をもっていらっしゃる弁護士もいますが)。
ぜひご相談ください。