全てのスタートアップはフィンテック企業になる
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トータリーアグリーです。
フィンテックをfinanceにかかわるテクノロジー、financeを金融と翻訳すると、お金を融通するのが金融です。
お金とは信用の移転です。
そう考えると、ユーザーサイドから見ると、このサービスどうやって稼いでるんだ?ってサービスも、何かの信用補完を行うデータのやり取りをしていれば、BtoBで稼ぐ道は出てきます。
楽天はECサイトなのか金融グループなのか。
AmazonもECの小売業で利益を出しているわけでもない。
全員もう何の業種かわからない時代ですね。
業種の定義ってなんだろう?Fintechとは何か?という定義次第だとは思いますが、金融機関によるAPI化やデータの提供が進む事によって、スタートアップがお金にまつわるサービスを提供しやすくなるという話だと思います。
確かに、特にイギリス等では多くのチャレンジャーバンクが台頭してきています。日本に進出しようとしてきているRevaultのような優れたU/Xを武器にグロースしているサービスもあります。
ただ、金融領域のサービスは極めてレギュレーションマターであり、海外でうまくいったサービスを日本に持ってきたら成功できるというものではなく、各国それぞれの法律はもちろんのこと、文化・商習慣を考慮して構築しなければなりません。
金融サービスを提供する為には、各事業に求められるレギュレーション上の要求はスタートアップだから緩くて良いわけではありませんから、セキュリティ対策や内部管理体制等のハードルはもちろんのこと、サービスの不具合によってユーザが被害を受けた際の補填を誰がするのかといった問題もあります。
結果として、重い部分は従来の金融機関が担うという前提は変わっていませんから、金融機関側が自分たちのインフラを提供するメリットをどう出せるかが重要です。
特に責任分界点が明確にならない限りは、金融機関からすると、リスクが高く、容易に提供は出来ないのではないでしょうか。「as a Service化」がフィンテック領域にきてて、“全てのスタートアップが、複数の金融インフラ・サービスの手を借りることで、低コストかつ高速に、独自の金融サービスを構築することが可能になる”と言える。これは既に起こりつつある大きな動き!