もう1つの「Oneみずほ」阻んだ壁
日本経済新聞
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注目のコメント
3行統合最後の砦とも揶揄されてきたリース(旧興銀リース、芙蓉総合リース、東京センチュリー)。記事にあるような魑魅魍魎が跋扈するような話は、佐藤さんや藤原さんの意に沿うようなものでは絶対ないと思う。
銀行は色んなOBがいて、旧行カラーを背負い続けながら銀行経営者の言うことを聞かない場合がある。他の株主もいるのは理解できるが、経済価値の向上に反対する会社はないと思うので、株主権を行使しながら軌道修正すべきだと思う。
自行の資本の論理に拘泥せず、経済合理性を追求するSMFLみたいな例を見習うべき。みずほグループの経営課題に切り込みつつ、銀行等業規制の課題や金融コングロマリットの運営の難しさ、金融ビジネスの付加価値・利潤の源泉の周縁化等が広く、深く分析されており、読みごたえのある記事でした。
金融制度スタディグループの議論は決済制度及び金融サービス仲介制度の整備に結実したものの、本命の「楽天は銀行を運営できても、銀行は楽天を経営できない」問題は未解決のまま残っています。
従来型金融ビジネスが転換期を迎えるなか、日本の金融ビジネスが成長産業としての力強さを取り戻すために、金融業規制の改革が急がれます。