米国で新型肺炎よりインフル脅威 CDC、予防マスク「勧めない」
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注目のコメント
飛沫感染予防策のためのマスクを真に必要としている方は、以下の通りです。
①咳や痰などの呼吸器症状のある方
②そのような症状のある方をケア、介護する方
③そのような患者の診療にあたる医療従事者
また、マスクを使用される場合には、
①サイズの合ったマスクをしっかりと鼻までフィットさせる
②使用中のマスクの前面を触らない
③一度使ったdisposableマスクを顎の下に付けたままにしたり使い回したりしない
④外すときはマスク前面に触れぬよう耳かけのところだけに触れて外し、外したらその他の場所に汚染が起こらぬよう捨てる
⑤捨てた後に必ず手洗いを行う
このような全てのプロセスを徹底することが、感染予防策のためには必要です。
このようなプロセスをご覧いただくと、リソースが限られた場合には、真に必要な者に十分量を再分配することが重要で、例えばひとり何枚までというような均等分布の対策が、本来的にはナンセンスであることがお分かりいただけるかもしれません。(例えば、花粉症対策、ということならば話は別でしょう。)
そして何より、今回のアウトブレイクに直面しながら医療機関で働く者として、米国からの報道を目にするにつけ、改めて日本にもCDCのような感染対策専門機関を設置する必要があると強く感じます。本記事について知っておくべき大切な情報は、山田医師のコメントにすべて盛り込まれていますね。貴重なコメント、ありがとうございます。
なお、CDCが提供する情報は、私も定期的にチェックしています。
CDCは研究施設を持っており、1次情報をベースに情報発信しています。また、米国民の生命と健康の保護を最優先しており、政治的な思惑に左右されにくくなっています。こうした構造から、言うべきことはきちんと言う一方で、いたずらにパニックを煽るような発信も一切なく、世界で最も信頼できる印象です。
たまに、CDCの情報発信が誤訳されて日本で報道されていることがあります。このため、CDCのHPをチェックする習慣を身につけておくと、いざという時に役立つかもしれません。HPの一番上が新型肺炎の最新情報になっています。
https://www.cdc.gov/index.htm
(この機会に、どなたか専門家の方にCDCについて詳しくご紹介頂けたら、と思っています。)アメリカでは、毎年インフルエンザに数千万人かかり、1万人以上の方が亡くなります。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO55312830W0A200C2000000?s=1
これは医療費が高く、医療機関にかかれないことが理由ではないでしょうか。