【決算】iQOSに出遅れ、たばこ販売は65億本減。どうするJT?
NewsPicks編集部
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JTは買収巧者として、少し前までエクセレントカンパニーの一つとして称賛されていました。その礎を作ったのが、小泉前社長、新貝前副社長です。その2人が、経営企画部長、財務部長時代の2004年に、将来の国内需要減を見越して大幅なリストラ、そして海外買収を進めてきました。その2人が数年前に退任してから、今、JTの本当の実力が試されています。
JTの2019年12月期の通期決算では、減収減益となりました。その背景をコンパクトにお伝えします。
タバコは、他と比べて値上げをしても客が離れづらい商品と言われています。とは言え、国内の紙巻きたばこの販売本数の減少をカバーする手立てが値上げばかりなのは、持続的とは言えません。
重要なのは、他社製品との差別化をできるかどうか。今後のJTの製品が気になります。富士フィルムは、フィルム市場が減退するなか、本業の技術や資産を生かしながら、医療や化粧分野のセグメントを伸ばしつづけています。
JTは高いタバコ依存からの脱却が急務ですね。成長性に株価は反応する。