旭化成、WSCOPEに特許権侵害訴訟を提起 リチウムイオン電池部材で
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リチウムイオン電池のセパレーターで旭化成の持つポリオレフィンの多孔質膜における特許を侵害した…との訴えで韓国のダブルスコープはストップ安。
そりゃあ、セパレーター作る上ではコストと品質の両立を考えたら、多孔質膜の特許なんてダミー含めて旭化成は抑えまくってるだろうけど、そんな割と基本的なところで躓いてたってこと?
2017年に記事になってる。
https://newspicks.com/news/2363726/
とうのダブルスコープ自体は3期連続赤字という。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO54475250W0A110C2DTA000
2017年の後半に旭化成はセパレーターの生産能力を増強してるのね。これって徹底的にキャパと価格で叩くって決めたのがこの頃ってことよね…後講釈になりますが…この後2018-2019とダブルスコープはスマホ向けなどで苦戦となっており赤字が続いている。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO24122390Q7A131C1TJ2000
旭化成は深センでも別の企業と特許訴訟してる。
https://www.nna.jp/news/show/1932353
あとこういう面白い記事をNPで誰もピックしないのね。加工品て、物質に比べて強い特許が取りにくい(侵害の検証が難しい)という印象があるし、セパレーターも歴史の古い物だから基本特許は切れてそうだが。どんな経緯なのか興味あるなぁ。
追記
旭化成が侵害を訴えたのは韓国特許10-0977345。
元の国際出願を見ると、下記。
https://patentscope2.wipo.int/search/en/detail.jsf?docId=WO2007069560&tab=PCTCLAIMS
韓国成立クレームがこれと同一とは限らないが、いずれにせよやはり、パラメータ特許。この場合旭化成側がダブルスコープの侵害を証明するのが難しい印象。
ただパラメータが多い分、ダブルスコープ側が無効審判をしようと、公知例探すのも大変で、一筋縄ではいかないだろう。