村田製作所の4―12月営業利益は10.7%減、スマホ向け振るわず
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会社の言葉を借りるのが一番まとまる気がしますので引用しますと「当第3四半期連結累計期間の売上高は、カーエレクトロニクス向けや基地局向けで積層セラミックコンデンサが増加したものの、スマートフォン向けで樹脂多層基板や積層セラミックコンデンサ、リチウムイオン二次電池が減少」。コンデンサは好調でしたが、モジュールの受注がQ2に比べてトーンダウンしています。
ただし、Q3(10-12月)の全社受注額は対前年同期比、対前四半期比ともに増加、受注残高も漸く底入れています。
コロナウイルス問題で回復基調入りに水を指されそうな格好ですが、若干の増配も合わせて発表しており、投資家のマインドをうまくマッサージしている印象です。10-12月期だけを見ると売上は4102億円(YoY-4.1%)、営業利益795億円(YoY-7.2%)。
去年はiPhoneが作り始めた後に生産調整があったと思う(村田は比較的顧客は分散はしているとは思うが)。今年はコロナウィルスによるサプライチェーンの状況は気になるが、それがなければ1-3月期以降は去年より良い状況だと思う。
説明会資料:http://bit.ly/399BN2p