GDP 大幅マイナス予測 消費税率引き上げで 民間調査会社
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増税前の駆け込みが比較的大きかった家電製品などの資本財を中心に駆け込み需要の反動減が起き、10日ほどで戻りかけたところに台風、暖冬が続いて11月そしてたぶん12月も個人消費が落ち込みました。「世界経済の減速を背景に輸出も低迷したほか、企業の設備投資も減少した」のも事実で、10-12月のGDPがかなりのマイナスに転落するのは早くから予想されていたところです。
とはいえ、10-12月の予想が「前の3か月と比べてマイナス0.9%からマイナス1.1%」というだけで、この先1年間のGDPが「マイナス3.5%からマイナス4.4%」になると予想されているわけではありません。
今回の消費税の駆け込み需要は期間も金額も前回より遥かに短く小さかったですし、増税前後の家計の懐具合もいろんな負担が重なった前回より良好です。半導体をはじめ貿易も回復の兆しがありますし「6年前に消費税率が引き上げられた直後の3か月間のGDPと比べるとマイナス幅は小さくなる」という予測に期待を繋ぎましょう。これを底に日本経済はゆっくり回復に向かう、と言いたいところだけれど「新型のコロナウイルスの感染拡大による中国経済の減速や日本を訪れる旅行者の減少」は流石に意識していなかった。そっちの動きの方が心配です (@_@。ウーン二ヶ月ちょい前に、こちらで生産予測指数をもとに年率4%近く落ち込むのではと予想していましたが、やはりその通りになりそうですね。
今回は恐らく外需寄与が結構プラスですから、内需はかなり落ち込むことになりそうです。結構、たくさんの人が反対していた増税が「ほらみたことか案件」となることには、驚きはない。驚きなのは、そうして声をあげても、なにも変わらないことだ。民主主義が機能していないのではないか。