- 私は物作り大国日本が次は高品質、中高価格帯レンジ、RaaS(Retail as a Service)の文脈で次世代型D2Cを創ると思っており、その文脈で注目している会社は(自社を除いて考えると)Fabric TOKYOとCOHINAを運営しているnewn、北欧暮らしの道具店です。Fabric社はRaaSの文脈で買い方のイノベーションが作れれば、newn社は複数ブランドのマネジメントをしていますが、横串でデジタルマーケティングサイエンス、デジタルプラットフォーム上でのブランド育成サイエンスに何かしらの独自ノウハウを構築できれば、次世代型D2Cになる可能性があります。北欧暮らしの道具店は私も理解しきれない独自性を帯びており、実は一番可能性があるかもしれません。
知名度のないD2Cにとってコミュニケーションは非常に重要なピース。2020の今D2Cを始めるとしたらどのプラットフォームにベットしていけばいいのか。個人的には動画系や音声系が面白くなるのではと思います。
- そもそも米国には、日本でいうJINS、無印良品のように低価格で洗練されたものがなかった
- そこにうまく米国特有のノリの良いSocial Good好きなミレニアム世代の心を掴み、彼らがSNSを通じて口コミを生んだ
- なので、結果的には、過去の日本のSPAブームと同じくある程度の大きさになったら普通に店を出すだけになる。
じゃあD2Cブームは、中身がないのか、というとそうではなくて、以下のように考えています。
- 米国型D2Cブームが過去のデフレが産んだ日本型SPAの焼き直しであれば、彼らは日本進出はできないはず?(私はAllbirdsが日本に来たので確実に失敗すると思っていますがどうなるでしょうか?成功の定義によりますが彼らが成功すれば私の考えは間違いかもしれません。)
- 私は物作り大国日本が次は高品質、中高価格帯レンジ、RaaS(Retail as a Service)の文脈で次世代型D2Cを創ると思っており、その文脈で注目している会社は(自社を除いて考えると)Fabric TOKYOとCOHINAを運営しているnewn、北欧暮らしの道具店です。Fabric社はRaaSの文脈で買い方のイノベーションが作れれば、newn社は複数ブランドのマネジメントをしていますが、横串でデジタルマーケティングサイエンス、デジタルプラットフォーム上でのブランド育成サイエンスに何かしらの独自ノウハウを構築できれば、次世代型D2Cになる可能性があります。北欧暮らしの道具店は私も理解しきれない独自性を帯びており、実は一番可能性があるかもしれません。
(もちろん眼鏡を買う場合はOh My Glasses TOKYOで)
どちらにせよここからさらにD2Cは面白くなります。
それが、あの「Glossier」であるのを気づき、実際に自分も足を踏み入れたときには、ただただその熱狂にただただ感服しました。
今やD2Cブランドからも、たくさんのユニコーンが生まれています。
それぞれの創業物語や、いかにデジタル世代のブランドとして台頭し、いかにリアル店舗をも駆使して世界観を作り上げているのか、そのビジネスモデルは、それぞれ別の個性があって大変興味深いです。
同時に、いずれもが上場が噂されるなかで、昨年のWeWorkを始めとする逆風には確実にさらされそうです。実際に店舗に行って、受けた接客や、世界観に作り込み、お客さんの幸福度(見た目)と、その辺りの評価の行方がマッチするのではないかという気がして、注目しています。
「毎日午前4〜8時という空き時間を使って書き連ねたブログ「Into The Gloss」だ。このメディアを運営する中で、ワイズはファッション界やビジネス界の大物にアクセスしていった」
そして、現在の成り立ちも特徴的。
「エンジニアの50%以上が女性だから、普通のテック企業とは違うんだけどね」
あとはどの視点でこの記事を読むかですね。
米国D2Cが羨ましいなと思うのは正直ビジネスの成功というよりも、バリュエーションの高さ。
私はそれはそれで悪いことではないと思いますが、ここからの成長戦略が気になります。
短期的にはいかにお客様との関係性が深いD2Cを維持し続けながら、黒字化するのか。
長期的にはスケールしたくなる、もしくはスケールせねばならなくなった時に、最後はマスプロダクト化するか、はたまた新しいプロダクトレンジでD2Cを続けるのか。
それとも売却、消滅していくのか。
いずれにしても、国内外のD2Cブランドの今後が気になります。
色んな選択肢がある中で何を創業メンバーが大切にするのかに注目していきたいです。
決済は対面のiPadで完了。パーソナルなラッピングなどテクノロジーも活用している。コスメ販売をテクノロジーで革新しているのがいい。
期待の星ですね。
OMOとかニューリテールの潮流を見ている中でも思うのは、ファッションアパレルの領域は、フードと合わせて顧客体験がまだまだ進化していく余地が大きいのだろうということ。
NYに行く機会あればGlossierのリアル店舗はぜひ訪れてみたいですね