【上田佳美】デジタル時代に求められる「創造力」の育て方
コメント
注目のコメント
読んで頂きありがとうございます。皆様の素晴らしいコメント、嬉しく拝見させて頂きました。教育談義したいです(笑)。
教育も生き方も、正解はないですし、どんな事にも一つのやり方というものは存在しない。子ども達にもそれを知ってもらいたいので、先生は答えを教えません。大人だって完璧じゃないし、いつも答えを知っているわけではない。だから一緒に考えようという姿勢。
だからうちのスクールには、「先生やって〜」「先生分からない〜」という子が少ないように思います。子ども達が助けを求めて来た時は、”I know you can do it. Let’s figure it out.” と言って適切な質問をしながら一緒に考える。大人も子どもも根気が必要ですが、将来必要な力の筋肉がどんどん身についていくと思います。
もちろん、大人にも有効!企業の方も是非試してみてください^_^子どものふとした一言を逃さずに、そこからプロジェクトにまで発展させていく。
ここはレッジョ・エミリア・アプローチで創造性を育む上で非常に重要な点です。
ポイントとして、課題が事前にあるのではなく、子どもたちの好奇心から課題を後で設定している。学習科学の世界では Forward Learning(前向き学び)とも言われる、創造的な学びです。
子どもたちの好奇心が宿るつぶやきを拾い上げ、やりたくなる課題を設定する。その所作こそ、幼児教育者の専門性の1つです。ここがうまい先生が、一般の保育園や幼稚園でももっと評価されていってほしいと思います。取材しました岩辺です。3回目も読んでいただきありがとうございました。
レッジョの特徴は、チームワークで生み出すこと。意見を出し、トライ&エラーを繰り返しながら思考していくプロセス。どんな仕事でも当たり前のことでしょうが、学校では答えが決まっていることも多くあるかと思います。失敗してもいい、そして何度もトライしてもいい、そんな環境を子供の時から存分に与えてあげる。そして重要なのは、そこに子どもの力を引き出すファシリテーター的な先生がいることです。もちろんそういうあり方はレッジョだけが特別ではないでしょう。仕事でも子どもの教育でも、そんなファシリテーター的な存在や一緒に作り上げる仲間がいることで、どんどん広がっていく可能性がありますよね。