なぜ受験勉強では「テクニック」がズルいと言われるのか
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受験勉強だけではなく、語学試験、資格試験など多寡はあれ「テクニック」が必要になります。例えば、TOEIC。200問を2時間で解くわけですが、英語の理解はもちろん、情報処理の速さが重要になります。図を使った問いや、複数の記事の内容を合わせて考えないと正解に辿り着けない問いもあります。いかに200問解ききるかを考えた場合、イディオムや文法部分を早く終わらせ、最後の重いパートまでいけるかが大事になるでしょう。
何にせよ、自分がその「地点」まで辿り着きたいと思った時に、そこには「枠組み」がある。その枠組みのなかでいかに工夫できるかではないでしょうか。
TOEIC専科の塾は、その枠組み、それに応じたテクニックを教えているということになるかと思います。
一方で、その枠組みでは高得点でも、別の枠組みで同じように得点できるかは分かりません。まあ、数学者は公式覚えませんので、テクニックも覚えるわけないのです。数学者になるような人は、公式やテクニック的なものは、頭に浮かんでくるのです。
だから、和田先生の言われる事もわかるんですが、小学校の頃から塾でテクニックばかり覚えて、中高一貫校でテクニック指導されて、東大入っても、本物にはなれません。
その証拠にノーベル賞取った人で、私立の中高一貫校出身者は未だに1人。野依氏だけ灘高なのですが、大分前の卒業生ですよね。バカにならないようにする。
受験テクニックで合格できるのなら、それでいいでしょう。大学合格がゴールじゃないんだから。
「ズルい」とか「テクニックでしょ」なんて言うのは負け惜しみです。固定観念で自分の可能性を閉ざしてしまう方が残念。
突飛な解答を「こいつ面白いじゃん」って評価されるような試験は理想的ですね。
学生のバイトが採点する記述式試験や従順な生徒が好評価になる内申書などは、受験生の可能性をつぶしかねない。
自分で考える人を生み出す。バカを生み出さないようにする。そのために、自分が頭の固いバカにならないようにしましょう。