新型肺炎リスクが高まっても、マスクをしない日本人が多い理由
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言っていることは間違いじゃないけど、日本のマスク使用量は年間55億枚、しかもそのうち40億枚以上が家庭用で、業務用以外の使用数、比率ともに諸外国と比べて非常に多いです。
又使用数自体もこの十年で6倍以上になっています。
今までのインフルエンザ流行時期におけるマスク装着率は30%-40%程度ですが、今年は新型肺炎の関係で一見してさらに増えていると思われます。
従ってマスクをしない”日本人”という目を引くタイトルには、絶対値としても諸外国との比較においてもエビデンスがなく疑問が残ります。
又感染率なる単語は普通感染症では使わないはずで、一般に有病率か罹患率を使いますが、新型コロナウイルスについては統計上の母集団と期間がまだ確定していないので、今のところ確定したものはありません。
今現在で感染力について論じるなら感染症のうつりやすさを示す基本再生産率を使うべきでしょう。
従って行動心理学の元になるはずの数字自体も信憑性が乏しいように思います。
経済合理性の面から見ても新型肺炎を防ぐためマスクをすべき、という話は視点としては面白く大変結構なことですが、経済誌に記事を書くのに、基本的なファクトを確認せずに印象だけで語るのはあまりよろしくありません。1:マスクの有効性。
交通事故はシートベルトが生死を分けることは多そう。マスクはそれほど効果がないとも言われている(もっとも一般には有効だと思っている人が多いだろう)
2:SARSの流行った香港を基準にするのはおかしい。
確かに香港では流行ったがSARSが流行しなかった地域もある。なので『事前リスク』を考えるなら『どの程度、流行するか?』という係数をかける必要があると思う。
3:チャーター便できた人を隔離すべきか。
いま入国している中国人に注目するのは良いと思うが、いま武漢市からチャーターで来た人の方が感染確率は高いだろうと思う。また23日以前に武漢から入国した人もいるし、その中に感染者はいるのだろうが、同じ武漢でも以前と今では感染率が違うはず。
『トータルで何人の感染者がでるか?』という話と、『感染確率が高い人は検査した方がいい』という話は別だと思う。
4:新型のコロナウイルスの発症率0.1%??
新しくて現在進行系で増えている感染症。発生源とされる武漢のデータが宛に出来ないと考えると、発症率を0.1%とするのはデータ不足だと思う。
例えばイギリスの研究チームは25万人以上になると予測している。人口1000万人として、2.5%になる。そもそもマスクは感染させないためにするものもしくは空気感染のものを緩和させる程度。飛沫感染でマスクだけしてメガネしてないのはマスクしててもしてなくてもほぼ一緒。
口を開けっ放しにしてるのであれば別の話になるけど。
表題自体が釣りすぎるそろそろ古い体質のライターは淘汰されて欲しい。