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経済ニュースを「数字」でつかむNewsPicks編集部オリジナル連載。NewsPicksが注目する企業の決算・会計から、マーケットの話題、投資まで。様々なテーマを「キーナンバー」で読み解くことで、ビジネスパーソンに必須の「数字感覚」を養おう。
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General Motors Co. emerged from the bankruptcy of General Motors Corp. (old GM) in July 2009.
業種
自動車
時価総額
7.30 兆円
業績
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Founded in 2003 and based in Palo Alto, California, Tesla is a vertically integrated sustainable energy company that also aims to transition the world to electric mobility by making electric vehicles.
業種
電気自動車
時価総額
78.0 兆円
業績
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年間販売台数が40万台にも満たないテスラが1000万台以上を売り上げるフォルクスワーゲンの時価総額上回っている現状を異常と捉える向きもあります。
ただ、売れに売れている「モデル3」はサブフレームを日本のエフテックが製造している一方、製品の核となるバッテリーの劣化を遅らせるために重要な「冷却システム」などはこだわり抜いて自社開発するといった「選択と集中」を徹底しているようです。
何が言いたいかというと、もしかしたら「CASE」の時代の自動車メーカーはこれまでのようにケイレツで開発を完結させ、台数で勝者を決める戦いではなくなるのかも知れません。
そして大量のCO2排出に起因する地球温暖化の脅威が現実となった今、マスクCEOのように環境に配慮した技術やビジネスモデルで億万長者にのし上がった人たちが世界中にはたくさんいます。
NewsPicksでは2月に「気候変動」にスポットライトを当てるオリジナル特集も予定しています。こちらも乞うご期待です!
新マスタープラン発表「タダでテスラに乗れる」世界の実現へ
https://scrum.vc/ja/2016/08/02/tesla-masterplan/
供給については、Q4のModel 3の生産台数が86958台、週6700台ほど。Model S/X合わせて約10.5万台。
2020年は50万台超をめざすということだが、四半期ベースでのキャパから+20%ほど。通常の自動車メーカーとしては強烈な伸びだが、これまでのTeslaの伸ばし方を考えるとむしろ穏やかな伸びといえるかもしれない。
逆にもっと伸ばすためには設備投資がかなり必要だと思う。その観点で、フル稼働するとFCF出る状態だが、伸ばすためにはまたFCFを深堀る必要がある状態に見える。
需要サイドは、台数が増える中でTAMがどれだけあるか(①)。そして②でコメントしたように、TAMがあり利益が出るというバラ色状態を相当に織り込んでいるように見える。
ここまで成長していることは本当にすごいことだが、株式市場の折り込みは楽観的すぎるように思う。とはいえ、上がるときは上がり、そしてショートしている投資家は焼け死ぬ状態にもなるわけだが…
①https://newspicks.com/news/4546036
②https://newspicks.com/news/4525586
テスラは、ハイスペックなハードの機能を、敢えて制限して割安価格で販売する。ユーザは、自動運転機能や一充電走行距離などの付加サービスをオプション価格を払うことでいつでも好きな機能を付加することができる。また、スーパーチャージャー(充電器)については32ドル→毎分61kW以上、¥16ドル→毎分60kW以下、と充電スピードによって価格が変化する。
テスラは、ユーザのリクエストに応えるためにハードを修理をする必要はなく、ボタン一つで付加機能をユーザに提供することができる。
業績のトラクションもさることながら、ビジネスモデル事態が評価された株価ということだろう。
<参考: テスラの利用規約にみる「モノのサブスクリプション」時代の消費者契約トラブル>
https://www.google.co.jp/amp/s/www.cloudsign.jp/media/20180808-riyoukiyaku-tesra/
最近は太陽光パネルのサブスクにもチャレンジしている。
<米テスラ、定額制レンタルサービスで太陽光発電ビジネスの復活狙う>
https://www.google.co.jp/amp/s/subscribejapan.jp/tesla-solar-panel-rental-subscription/amp/
でもそうしてないのはそうしなくても株式市場が企業の成長可能性を見せることで、ついてくるという自信があるからですよね。そして、マスクは自身のやってる事業の方向性や成長性には圧倒的な自信がある、と。今はアクセルのふかしどきですよね。よそはどこもついてこれてないんですから。トヨタあたりからすると1番気にしてないフリして気になる会社なのだろうなあ。
40000ドルはくだらない車がガンガン売れてるんですからそりゃあ小躍りもするでしょう。量産効率が上がれば上がるほど、どこかのタイミングでは利益がもっと出せるようになるでしょうし。
世の中の動きをもとに、近い将来が描ける有能なプロデューサーなのですね。そのビジョンと情熱に投資家が未来を賭けている。
ここからが知見を得た強みを発揮する局面ですね。