EXITというドラマ、起業家と投資家はどこで衝突するのか
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IPO経験者としては①はちょっと違うかも。
起業家も投資家も出れる時に出る、というのはあるし、そもそも上場準備はそれなりに労力も要するため、最終審査を終えて証券会社から公募価格レンジまで提示されてから、やっぱ今回は無し、ってのはあまり無いと思います。
というよりは、②のパターンで、提示された公募価格が起業家にとっても投資家にとっても満足できる価格でなく、だから投資家が売出に参加してくれなくて、でも投資家がある程度、売り出さないとIPOが成立しない (= 公募だけでは成立しない) という板挟みになって、最後の調整にめちゃくちゃ苦労する、はIPOあるあるです。
先輩起業家に苦労すると聞かされていましたが、これは想像以上でした(笑)。
注目のコメント
スタートアップのEXIT(IPO・M&A)の場面での、起業家と出資者(VCなど)間の考え方の違いやフォーカスするポイントについて、整理されていて非常に読みやすい。これから資金調達する起業家は必読ですね。
とはいえ、結局重要なところは下記。
"コンフリクトを避けるのは、両者で力を合わせて“企業価値を上げること”に他なりません。"
テクニカルなコミュニケーションは必要ですが、小細工しすぎるのはよくないと個人的には考えています。
シンプルに結果を追い求めて動くことが大事。起業家と投資家は基本的に「一蓮托生」ですが、長い関係の中で2回だけ利害が衝突します。一つは出資時、もう一つがExit時。とくにExitは出資時よりもステークホルダーが増えており、投資条件や時期もバラバラなため、利害調整に苦労するケースは多いですね。
論点はズレますが、M&Aのケースですが、米国だと優先株は非参加型のケースが殆どで、スモールM&Aに投資家のインセンティブが働きにくくなっている気がします。