住信SBI、上場を検討 ネット専業銀行で初
日本経済新聞
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注目のコメント
上場で経営の自由度を高める、というのはちょっと違うと思う。むしろ自由度は下がると考えるべき。住信かSBIどちらかの事情があると考えるのが自然。
これまで住宅ローンで稼いできたビジネスモデルが成長の限界に達しているのは事実。これは住信SBIに限らない。
そろそろエグジットしようと考えるのが自然ではないか?
「投資の尺度となるPBR(株価純資産倍率)は、国内行で軒並み1倍を切る水準に沈んでいる。長引く低金利で投資家が銀行に向ける目は厳しく」というまとめは、もっともらしい「通説」だが、低金利が株価の低迷をすべて説明していると考えるのはマクロでみれば間違い。金融の担い手の入れ替わりを市場が織り込み始めていると考えるべき。
その意味で、
「フィンテックの分野を強化し」という書き方は、フィンテックが既存金融を補強する要素技術であるかのような表現で、なんとも腹に落ちない。SBI HDの有価証券報告書を見てみると、住信SBI銀行は50%保有の持ち分法適用会社となっていて、口座数は354万口座。経常収益が681億円、当期純利益が112億円です。記事中では、「時価総額は中央値で4千億円程度」との記載がありますが、仮にそれベースであればPERは35.7倍。3メガのPER平均は8倍程度ですので、成長性や収益性に対して高い評価がなされているでしょうか。