「騒いでいるのは一部」 楽天の送料無料問題で三木谷氏
朝日新聞デジタル
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「アマゾン以外の業者が出店する「マーケットプレイス」方式でも、出店者がアマゾンの物流システムを使っていれば、2千円以上の注文で通常配送が無料となる。」
アマゾンの場合、出店者がアマゾンの物流システム(正しくは、FBAといわれるフィルフィルメントサービス)を使っていない場合、実は送料別でかつ自由に送料が決められる。
これは、現在の楽天市場と同じ。
実は、楽天もフィルフィルメントサービス(楽天スーパーロジスティクス)を行っている。しかし、その規模が小さく、また加盟店が5万店と多数だという問題があり、フィルフィルメントサービスを引き受けることを前提した「送料無料」サービスができないという問題がある。
そのため、楽天市場の場合、楽天の物流システムを使わない場合も「ある金額以上は無料」という方針を掲げるほかないという判断になっている。
私見では以下が必要だと思う。
①楽天自身のフィルフィルメントサービスを拡大して、加盟店への利用促進を促す。
②送料無料ラインの一律化ではなく、たとえば二つの無料ラインを設定して、店舗が選べるようにする。(無料ライン設定自身は必要う。)
③楽天市場での価格表示方式の改善(現在は送料を別表示→送料込み価格を表示と市場内比較の容易化)「騒いでいるのは一部」って、電子書籍のKoboが出始めのころ、Kobo端末の悪評の口コミをごっそり削除した時に三木谷氏が繰り出したのと同じフレーズ。その後Amazon KindleとKoboの勝負がどうなったかは周知の通り。歴史は繰り返すんだな。